第3話 ホームルーム

教室に入ると沢山のクラスの人が話していた。

「おーい竜人ぉー!」

どこからか自分の名前を呼ぶ声が聞こえたので、その方向に目をやる。

そこには中学校の頃の同級生の魔塔 晴人まとう はるとがいた。


僕と優奈は晴人が座っている席に駆け寄った。

「晴人久しぶり」

「晴人さん久しぶりです」


と、僕と優奈は久しぶりに晴人に会えたことが嬉しくて笑顔で反応した。


「ここに居るってことは晴人も1部か」


「おう俺も1部だぜ!」


などと話している内にチャイムが鳴ったので僕と優奈は晴人の隣に座った。

そしてチャイムがなってすぐに先生らしき人が入ってくる。

その人は黒板の前に立つと自己紹介をしだした。


「私がこのクラスの担任になりました七瀬 夏海ななせ なつみです。よろしくお願いします〜」

と、自己紹介をしてこう言った。

「じゃあ皆には名前、選んだ学科を自己紹介して欲しいなぁ〜...じゃあ端の君からよろしく」

そう指名されたので僕は立ち上がって自己紹介をしだした。

「えーっと名前は天宮 竜人です」

と、簡潔に自己紹介を終えて今度は優奈が立って自己紹介をしだした

「私の名前は美坂 優奈です、これからよろしくお願いします」

お辞儀した後に座った。


その次に晴人がいきよいよく立ち上がってこう喋りだした

「俺の名前は魔塔 晴人!これからよろしくな!」




クラスの人が自己紹介をし終わった後に夏海先生は話し出した


「自己紹介ありがとうございます、それでは今からこの学園の時間割を説明するね。

まず午前中の授業では、私が皆に体術の基礎などを教えていくよ。午後は学科事に別れての戦闘訓練です。詳しい授業の日程は1週間事に生徒手帳に送るので確認するようにしてね。じゃあ、これで今日のホームルームの時間を終わりにするよ、それでは今日は解散。」


そう言い終わると夏海先生は教室を後にした。


「じゃあ今日の日程も終わったことだし帰ろうか」


と、優奈に声をかけると


「そうですね竜人君!」

と、笑顔で応えた。


「竜人俺も一緒に帰っていいか?」

晴人からそんな声がかかった。


「良いよ晴人も一緒に帰ろう」

そう言って僕達は教室を後にした。

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