うん、うん、うん
登校班が出発して学校までの道のりで、ちょうど中間点あたりに大通りがあり、そこの信号手前に交番があります。
集合場所から交番までは川沿いを一直線に歩くので、どこの登校班がどのあたりにいるかも一目でわかります。
大通りの歩行者用信号はすぐ赤になってしまうので、いつもは二班しか渡れません。今日は二年生のあやなちゃんと並んでいましたが前に二班歩いているのが見えます。
「このままだと次の信号では渡れないねぇ」
「うん、うん、うん」と言いながら大きくかぶりを振るあやなちゃん。
「交番の陰にもう一班いたら、絶対に渡れないよね」
「うん、うん、うん」
「あきらめて、次の信号だな」
「うん、うん、うん」
ただかぶりを振るだけでなく、声に出しながら三回続ける様子がとてもかわいく見えました。
本編や近況ノートでも取り上げましたが、彼女が三年生になった今年の春ごろから定期的にくれるものがあります。登校途中で葉っぱを取り、穴をあけて顔のようにしたもの。冬になったら、単に小さい葉をくれるようになりましたが、まだ続いています。
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