序章(2)
†
20××年3月3日。夜十時ごろ。
遺体の第一発見者である夫の一之瀬
犯人の顔は覚えていないという。
現場からは現金や金品の類いは奪われておらず、被害者らは激しい暴行を加えられて殺されていたことから、警察は快楽目的の殺人とみて捜査を進めている。
なお事件があった日の夜には、朱理さんの誕生日パーティーが行われる予定だった。
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