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南ちゃんの魅力がたっぷり詰まった、南ちゃん推しにはたまらないエピソードですね。男子の悩みや躊躇いを察知して、その背中を押してくれるのは本当に良いコンビ感があり、理想のお嫁さんになると思います。
ただ南ちゃんに関しても、当初のキャラ付けが発揮されていないように感じます。
「Hな同人誌を書いて芸術を切り開く」と屋上で語っていましたが、その後に同人誌を製作したり鳥羽くんにオススメエロ同人を読ませたり性癖が漏れ出たりという描写が一切なく、南ちゃんからも『オタクっぽさ』が未だ感じられていません。
南ちゃんをメインに据えたエピソードは後々出てくるとは思いますが、それでも『奇人・変人』という属性が未だ薄味で、シェアハウスの面々を気にかけて今回のように上手くフォローしたり背中を押して支えたりと、むしろ『調整役の常識人』といった印象すら抱きます。
『オレンジジュース推し』という要素は出てきますが、オレンジジュースが好きなのは……まぁ個人の自由ですし。『お湯じゃなくオレンジジュースで味噌汁を作ろうする』くらいのインパクトがないと、『ぶっ飛んだキャラ』には見えないです。
鳥羽くん、河原さん、南ちゃんと、それぞれの登場人物の根底には魅力的な要素が揃っていて個性的だと思うのですが、作中においてその設定が十二分に表現されておらず、非常に勿体ないです。キャラ性がボンヤリしており、『登場人物』という部分において、もっとメリハリのある描写や表現が必要だなと個人的には思いました。
作者からの返信
ぶっ飛んだキャラ付けが弱い点、そして作者の中で練った要素を今後の展開のために出し惜しみした点、が根本的な原因だと自覚しました。
前者(後者もそうですが)に関しては自身の経験不足、後者に関しては自身の怠慢もあります。
後々の展開で各キャラクターひとりずつに焦点を当てる構想があるとはいえ、10万文字という文庫本一冊の中で登場人物それぞれを印象づけるような描写ができていない点は作品として成り立たないなと痛感しました。
次話、また今後の作品に活かしていきます。
大変貴重なご指摘に感謝申し上げます。
これは熱い展開ですねー!
南推せる...!!
作者からの返信
kita_ouさん、ありがとうございます!
美味しい場面をかっさらっていくわがままヒロインですから!
ぜひ今後とも推して(貢いで?)あげてください!