中島敦『山月記』をモチーフにしながら、それとは違ったポジティブな解釈となっていることが印象的です。創作を志す者であれば、誰の心にも虎が潜んでいるのかもしれせん。それをどんな虎にするかは、きっと自分次第。そんな希望を持たせてくれる一作でした。