告白者:【my first love is destiny】さん
My angel...loving///
初めまして。告白者の【my first love is destiny】です。
告白します。「僕は、天使を愛しています!」ですが、これはボクの中で想っているだけで伝えたことはありません。どこかの誰かが言っていました、「初恋は実らない」とボクが身勝手に想いを伝えてしまって、今の関係が壊れて天使の傍にいられなくなる、下僕でいられなくなる、そんなことに比べたらこの想いは胸に秘めたまま墓場まで持っていったほうが辛くありません。
今回は、天使への想いがどれほどのものか語ります。
※天使=「妹件」主人公の”妹”。
――――とある日
今は、天使とデート中だ!黙ってみてろ。
((あぁぁ・・・今日もかわいい、かわいいよー、鼻血出るぅ、))
「これ、おにぃちゃんに似合うと思うんだけど、どっちの色がいいかなー?」
本日の天使も、変わらずお兄さんのことばかりですが、家族思いの天使も最高です。女神です。ちなみに、天使のお兄様にお会いしたことはまだありません。
「あっ!これかわいいー!どぉ?」
「うん、すごく似合ってる。」
「そーだっ!お揃いにしよーよ!イヤ?」
「嫌なわけない!けど、ボクには似合わないよ・・・」
「あー!またそんなこと言って、じゃぁ、こっちは?」
「ぼ、ボクの事はいいよ、でも、これ本当に似合ってる、プレゼントする。」
「だーめ!私に課金しすぎー、」
「ボクがそうしたいからしてるんだ。お金のことは心配しないで大丈夫だよ。」
「・・・問題!今月、いくら私に課金したか答えなさい。」
「え、えっとー、2、いや3?くらい・・・だったかなー」
「はぁ・・・5だよ5!5万!」
「たったの5万!?」とは言えない。言ったら色んな意味で終わることをボクはわかっている。なので、ここは素直に反省をしています、という態度を見せます。
「き、気を付けます。」
「反省しているなら、よろしい、」
((後でこっそり買って、プレゼントしよう。うん、そうしよう。))
「お兄さんへのプレゼント、決まりそう?」
「うーん・・・こっちか、こっち、どっちがいいかなー?」
「この前と違う色にしてみたら?」
「うん、そうだね、そうしよっかな。」
「きっと、お兄さん似合うよ。」
「うん!」
天使は笑顔で答える。その笑顔を今、ボクは一人占めしている。とても罪深いこの時間は永遠に続かないのが残念だが、天使を守るため仕方ない。ボクは意識を周囲の警戒へ切り替える。
天使と歩いているとすれ違う奴は必ず二度見する。その度に、気持ち悪い目線で天使を見る奴の眼球抉り出す想像をして心を落ち着かせる。天使が可愛すぎることが問題の核だが、天使に罪はないのでボクがボディーガードを務めているのだ。
「今日も付き合ってくれてありがとっ!」
「お兄さん、喜んでくれるといいね!」
「あっ!コレ、お礼・・・」
「えっ、これは・・・((天使からのプレゼントぉぉぉぉぉ!?!?))」
天使は、お揃いにしようと言っていた物をいつの間にか買っていた。
「あ、ありがとうぎょざいますっ!!・・・((泣くな、天使の前で泣くな!))」
「ちゃんとお揃いにしちゃったよー(ニコッ)私も嬉しい♪」
「大事にする!宝物にする!((死んだら御骨と一緒に入れてもらおう、))」
「あははは、大げさだなー、」
「えへへ、」
「じゃぁ、またね!」
「あっ、うん・・・ま、またね!((”また”が、あるの!?マジで!?))」
この日、帰宅してすぐに天使から頂いたプレゼントを”天使からの贈り物”という名のコレクションボックスへ収納いたしました。ここには、これまでの天使とボクの軌跡順に並べてあります。クリアケースなので美術館のように眺めることができ、ボクはこのコレクションをオカズに、あんなことやこんなことも・・・・おっと、これ以上は言えません!///
「ボクの天使、愛してるよ・・・」
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