虚栄心か!
きょえいしん!
それを頂くとは、ぎょえー!
オモロくない!
枕元で、鐘が鳴った。
私は、今度は、彼と2人だった。
兵隊の顔は、彼と同じだったんだ!
彼は、私には不釣り合いだと皆んなから言われてたけど、だけど、顔なんかどうでもいいのよ!
そうよ、心さえ、心さえ、ステキであれば!
彼は、いつも優しく私を受け入れ、私に新しい世界を見せてくれる。
周囲の反対を押し切り、私達は、結婚した。
鐘は、その結婚式の教会の鐘だった。
リンゴーン、リンゴーン、ゴーン、ゴーン!
鳴り響く鐘。
あっ!
私は、結婚式に、あの女が来ていたのを思い出した。
バージンロードを歩く時、あの女は、たしかに私を、見ていた。
あの目、忘れられない。
それから、1年が経った。
優しいだけが取り柄だったハズのダンナは、いつしかオレ様的な態度を取るようになった。
私は、それでも彼を信じていた。
でも、彼があの女とラインをしているのを知って、私は、うふふふ、彼を刺したのよ!浮気を知った時、あの鐘が鳴った気がしたわ!神様が殺せって、そうよ、私、悪くないから!
正当防衛にしたわ、いつも暴力を振るってきたって。
その晩、彼女は、目覚める事は無かった。
枕元には、ナイフで刺された兵隊の人形がいた。
そして、ベッド脇には、ウーロン茶のペットボトルが置いてあった。
おわり
作者からの返信
すごいやんw
それ絶対自分のことに残した方がいいって!!!!!
烏龍茶で繋がってるやん!
私は今日はちょっとまともなエッセイをさっきアップしたので、今からビールタイムです。
虚栄心ですか。
人は誰でも大なり小なり承認欲求はありますからね。
行き過ぎると辛くなりますけど。
虚栄心を捨てた女性はこれからどんな人生を歩んでいくのか。
想像が膨らんで面白いですね
作者からの返信
コメントありがとうございます✨
虚栄心は悪でも善でもないですよね。
白か黒かどちらかしかないというわけではないので。
虚栄心があるからこそ、頑張ることができて、生きがいになってる、虚栄心が原動力の人もいるし、でも、虚栄心のために自分を見失い、見失ってることに自分で気づいてない人もいて、見失ってるなら、気づかないのも当然か^^
私もそういう時多々あります。気をつけねばまたこの癖出てきたかと思うことも。
虚栄心を捨てた女はきっと彼女らしいとは何かをもう一度考えてみるかもしれないですよね、私も彼女がどういう未来を歩くのか、ちょっと楽しみです!
フリー&フリーの教えていただいたリンク先、見つけることができませんでした。もう、終了してしまったイベントだったのでしょうか?
また同じような企画があれば、是非読ませていただきたいので、機会があればぜひ教えてください♪
ありがとうございました!
こちらも素敵なお話でした。
目立つ人生というのは、大変なのだと思います。
その中で純粋な想いを育て続けるより、甘い言葉を浴びたくて、虚栄心が育ってしまったんでしょうね。
ですが彼女には大切な思い出がありましたね。
これを今思い出せた事が、とても心に響きます。
作者からの返信
おおお!ありがとうございます!
でも、今読み返すと、あれですね。本当に小説を描き始めて間もない頃に書いてるので、突っ込みどころが満載だ!
いつか手直ししたいけど、でも、なんかそれも直さないでとっときたいって思ったりします笑
いやね、今もそんなに上達してないけども。多少はね、レベルアップしていると、信じたい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾