このエピソードを読む
2022年1月19日 18:40
かけたー!私、かけましたわ!反対から読んでも、ってならねー!かけちまったか!ワシは、女将の言葉に一抹の不安を感じながらも、あるものを手にした。これは何かと尋ねたら、女将は、首を傾げるだけで要領を得ない。まあ、手に取ってしまったんだからと、それをクルリと器用に回した。ワシは、なぜそれがくるりと回ったのかわからなかった。ワシが回したのではない。それが勝手に回ったのだ。あっ、また回った!あっ!また、また、また!ワシは、目が回ったのだった!つづく
かけたー!
私、かけましたわ!
反対から読んでも、ってならねー!
かけちまったか!
ワシは、女将の言葉に一抹の不安を感じながらも、あるものを手にした。
これは何かと尋ねたら、女将は、首を傾げるだけで要領を得ない。
まあ、手に取ってしまったんだからと、それをクルリと器用に回した。
ワシは、なぜそれがくるりと回ったのかわからなかった。
ワシが回したのではない。
それが勝手に回ったのだ。
あっ、また回った!
あっ!また、また、また!
ワシは、目が回ったのだった!
つづく