第18話 重なり合う運命

どうして彼がいるんだろう。彼は他の高校を受けるはずだから

違う電車に乗るはずなのに。

「どうしてここにいるの?」と彼に聞いてみた。

「実は、君を驚かせたくて。」どうやら同じ高校を受ける事に

したらしい。何だろう。こんなにも嬉しいことはなかった。

頑張る理由が出来てしまった。絶対に受かるんだ。

「俺は推薦で受かったんだ。君も受けると思って来たんだ」

応援しに来たらしい。会場まで来て終わったらデートして

くれるらしい。舞いあがってしまいそう。

「君のこと待ってるよ。終わったらデートしよう」と

励ましてくれた。彼の事が大好きだ。ずっと一緒にいたい。

きっともう彼は女子の事が怖くない。そんな気がした。

後は私が受かるだけ!そう意気込んで彼と分かれ

会場に入り席についた。

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