第6話 隠された秘密
私と似ている。その言葉が引っかかったので、
僕は「良ければ君のことも知りたい」と傷つけない言い方で聞いてみた。
彼女は涙を拭くと、冷静に話し始めた。私は若水小春。初恋は高校生でした。
周りと比べて胸が大きくコンプレックスだった。顔も整った容姿らしく自然とモテていた為に友達が出来なかった。初めて好きになった人に
告白されて2回ほどデートをした。3回目からはやたらホテルに行きたがる彼氏に
呆れて別れを告げた。その後、大学に進学し、何度か付き合ったけれど、
みんな体目当てだった。男子はみんな胸が好きなだけで私の本質を好きに
なってくれる訳じゃない。そう思ったのだ。だから君が異性として意識しないことが嬉しかった。そう話してくれた。
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