第4話 初恋
太陽の光がカーテン越しに差し込む。
まだ寝てても良いか。「起きなよ!遅刻するよ!」と甲高い声が
聞こえてくる。そうだった彼女がいたんだった。
僕は「ん?なにぃ?まだ寝てる時間だよ」と返すが無理やり叩き起こされて、学校へと向かった。学校では何やら僕が噂になっているようだ。
昨日、クラス1の美女と寝たのだから仕方がない。クラスでは質問攻めにあったが
「別に」「なにもないけど」とテキトーにやり過ごした。
彼女はなぜだか不満そうだった。家に帰ると彼女がいきなりこうなげかけてきた。
「私のこと異性として見てないの?」僕は悩む間もなく「見てないけど?」と返す。
彼女は悲しそうな顔をして涙目になりつつ、
続けて僕にこう聞いた。「ドキドキとかするものじゃないの?」
僕はドキドキも以前ならしていた。けれど
あの初恋の出来事を知ってしまったら馬鹿らしく思えた。女性に振り回される自分が惨めに思えた。僕は彼女に初恋の想い出を話すことにした
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます