十二世紀の病

 日宋貿易によって日本に入ってきた感染症と思われる。この熱病によって 時の最高権力者 平清盛が死亡。新たな武家政権誕生の一助となった。

 かの熱病が広く流行したとの記録が見当たらないことから 範囲が限定的だったかと推察されなくもないが、この時期 いわゆる源平の争乱(治承・寿永の乱)が起きており、しかも清盛より先にその嫡子 平重盛が没。平家側が弱いのは そういうこと疫病の流行があったからではないかと穿てなくもない。ひょっとすると 鎌倉殿こと源頼朝が かの地に幕府を開いたのは、これと関連してのことだったのかもしれない。

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