八世紀中・後期の病(第45代 聖武天皇〜第48代称徳天皇)

 皇親勢力の巨頭 長屋王の薨去後 しばらくして太宰府から疫病が広がり 政権中枢を直撃。太政官の過半が亡くなったことから、朝廷は大混乱に陥った。

 その後も 相次ぐ疫病や自然災害・反乱などに対して、国家鎮護のため 奈良に大仏が建立されたが、結局 効果が感じ取れず、都は 長岡京を経て 平安京に遷された。

 このときの病は天然痘・麻疹などではなかったかと考察されている。

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