ヒールの受難

私はとある世界の女子高生。半袖のカッターシャツにネクタイとミニスカートの制服、そして膝下までの丈のハイヒールなブーツを履いている。そんな私は世界でもかなり人気で、球に狙われたりする。縛られたり、くっつけられたり、金属の枷…怖いけど楽しくもある…だって日常に刺激が出るしでもネバネバは勘弁…。


 「っはー…最近いつもの日常しかないなー…特にこれといった襲撃もないし狙われたりもないし何か刺激が欲しいよ…」そんなことを言いながら歩いていると、話しかけられた。「刺激が欲しいならこっちに来ない?」な、何…と思た瞬間目隠しをされてつれられた。まさか誘拐!?恐怖と楽しみが同時に来る。ちなみに携帯はとられてない。そして今の私は制服姿。なのでハイヒールのブーツも履いている。

 …どうやら到着したみたい。そして私は降ろされた…その瞬間、二チャッと音がして目隠しを外された。


「ここどこだろ…?とりあえず探索してみ…うっ…あ、あれ…?足が動かない…?」なぜか脚を動かせない。そしてニチャニチャ鳴っている。そこで足元を見ると、私のブーツにネバネバがまとわりついていた。


「えっちょ…確かに刺激が欲しいとは言ったけど…!これ外して…ってあれ、さっきの人はどこ!?」どうやら先に車に乗り込んでどこかに行ってしまったみたい。何とかして自力で抜け出さないと…!


「ちょ…ほんとに…冗談じゃないって!私ネバネバはトラウマなのに…っそうだ、スマホで助けを…あっ…」手が滑ってスマホが遠くに飛んでしまった。幸いネバネバの上ではなく柔らかいクッションの上。でも助けを呼ぶことができなくなった。

 「うぐぐ…この…離して…!」しかしネバネバは私のブーツに絡みつき離さない。そして距離的にブーツを脱いだところで脱出できる見込みはない。「ほんとに離して…離してってば…!!ぐぅぅぅ…!!」しかしいくら焦っても決してネバネバは私を離してくれない。そしてついには諦め…

 「あはは…無駄だよね…いくら叫んでもこれが取れるわけないし、この粘着力を前には私は無力…」そして力尽きて背中から倒れてしまった私は、いくらもがいても抜け出すことができなかった…。


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