第12話

2人が寝た後、俺はエロアニメを見ている。


まあ、理由はエロゲのエロ部分を書くための研究なのだが。


決して見たかったわけではない!


見ていると後ろからイヤホンを取られる。


そして一言。


「何見てたの?」


この声はまゆですね。


俺は「エロアニメ」と答える。


「なんで見たの?」


「エロゲの重要な部分のエロが書けなくて研究をしてた」


俺が答えるとまゆはため息をつく。


「何だ?」


「そんなことなら私に言ってよ!」


俺はポカンとなる。


「今日は遅いから明日ね。久司さん、早くパソコンの電源をオフにして」


まゆに言われたのでシャットダウンをする。


そして俺は寝る。


次の日。


朝ご飯を食べ終わると2人は「お風呂入ってくる」と言ってリビングからいなくなる。


そして数時間後。


まゆとゆなは息を荒くしてリビングに戻ってきた。


そしてゆなが俺にスマホを渡してくる。


「これで資料がそろったね」「お兄に見られるの恥ずかしい…」


俺は言っている意味が分からずとりあえずパスワードを入力してロックを解除する。


何でわかるかって?


ゆなが勝手に教えてきた。


ちなみにパスワードは俺の誕生日。


するとまゆとゆなが映った動画が現れる。


そこから先のことは詳しくは言えない。


俺はとりあえず2人の頭を撫でる。


2人は「んっ///」と声をあげて身をよじる。


その後、俺は渡された動画を見ながらシナリオを書く。


その間、2人は昨日と同じ席で同じことをしている。


数時間後、シナリオが完成した。


俺はできたシナリオを何度か読み返して誤字脱字がないか確認した後、依頼した企業に送る。


そして俺は軽くストレッチをして体を伸ばす。


肩から「ポキッ!」と心地いい音が鳴る。


完成したシナリオを送って3日後。


”シナリオ、キャラ設定は◎。だけど、エロシーンがいまいち”


という内容のメールが送られてきた。

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