閑話〜まゆとゆなの共同作業〜

私は今、とても怒っている。


理由は久司さんが私に隠し事をしたから。


あんなに大声を出して話していたから多分天口さんがなんか言ったのだろう。


けれど、詳しいことはわからない。


そのまま私は久司さんの部屋で眠る。


もちろん、ゆなちゃんと一緒に。


その時に、私はゆなちゃんに「久司さん隠し事したね」と話を振る。


「うん、お兄何か隠してる。実家にいたらチョークスリーパーをして隠し事を聞き出す」


ゆなちゃんも私と同じく怒っている。


そしてゆなちゃんは「お兄の隠し事の99.9%はえっちいこと」と呟く。


私は「なんで?」と質問する。


「お兄の薄い本の話をしたの覚えてる?」


「うん、ゆなちゃんが捨てたって話でしょ?」


「そのとき、はじめてお兄が隠し事したの」


私はそれを聞いたときに私はショックを受けたと同時に腑に落ちた。


「てことは、天口さんが何らかのえっちいことを言ったか、もしくは誘ったっていうこと?」


私はゆなちゃんに聞くと「多分だけど」と答える。


私は久司さんのことを問い詰めるためにリビングに行こうとしたが、ゆなちゃんに腕を掴まれる。


「止めないで!」


「まゆちゃん、協力してほしいんだけど。いい?」


「なにするの?」


「お兄におしおき。隠し事をした罰」


私はすぐに頷く。


その後は作戦を立てて寝る。


作戦の内容は”久司さんが熟睡したら両手両足に手錠をつけて拘束する”というものだ。


結果はゆなちゃんがトイレにいったものの成功した。


私たちは静かにハイタッチをする。











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