閑話お風呂にて~まゆ~
私は久司さんの妹のゆなちゃんとお風呂場に行く。
そして服を脱ぐ。
ゆなちゃんは私より胸が大きい。
私は自分の胸を見て落胆する。
すると「まゆちゃん、お兄は小さい胸が好みだよ」と言ってくる。
「ほんとに?」
「うん。ここだけの話、薄い本は全部貧乳だったよ」
それを聞くと嬉しくなる。
そして一緒にお風呂に入る。
湯船に2人でつかっていると「なんで急に私の味方になったの?」と聞いてくる。
私は「味方?」と聞き返す。
「お兄と一緒で私は実家に帰そうとしてたじゃん」
「ゆなちゃん、久司さんと一緒にいれなくて寂しかったんだよね?久司さんのことが1人の異性として好きだから」
ゆなちゃんは黙るが私は続ける。
「私もその”寂しい”っていう気持ちわかるから。考えてみると私も久司さんと長い間会えないと思うとゆなちゃんみたいなことするかもだし。だから味方になったんだ」
私が答えるとゆなちゃんは何を思ったのか急に「ごめんなさい。地雷女って言って」と頭を下げる。
私も「ブラコンって言ってごめんね」と謝る。
なにが面白かったかわからないが、私たちは声を出して笑う。
笑い終わるとゆなちゃんは「あの、まゆちゃんはお兄と結婚したいの?」と唐突に聞いてくる。
私は首を縦に振る。
「私も、お兄の隣にいたいの。だから、その…」
私はそれを聞いて「うん。いいよ」と言う。
ゆなちゃんは「なんで?」と聞いてくる。
「だって、今日デートした時、私がいながら他の女がすり寄ってきたんだよ?だから、ゆなちゃんがいることでそうゆうこともなくなるかなって」
私は自分の考えを口にする。
するとゆなちゃんは「うん、それでいい。隣に居られるなら」と答える。
そこからは重苦しい会話はなしでゆなちゃんとのぼせかけるまで談笑した。
内容は全部久司さんのことだったけど。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます