第4話
起きると外は真っ暗だった。
まゆは授業中に机で寝るような感じの状態で寝ていた。
そして俺の右腕はまゆの左腕と手錠でつながれていた。
俺は力づくで壊そうとしているとまゆは目を覚ます。
「なにしてるの?」
「手錠を壊そうとしてるんだよ」
「ごめんなさい!すぐに外すね!」
まゆはそう言うとポケットから鍵を取り出す。
「なんでこうゆうことしたんだ?」
「孤児って言ったよね?私、両親に寝てる間に逃げられたの。だから…」
まあ、わからんでもない。
実際、そうゆうこともあるみたいだし。
トラウマからの防衛本能みたいな。
まあ、詳しくはわからんが。
「久司さん、怒ってる?」
「いや、全然。まあ、仕方ないよな」
俺がそう言うと「久司さんって優しいね。こんな私でも受け入れてくれて」とぽつりと呟く。
「俺は優しくねーよ」
「私の中では優しいの!」
「そうか」
「うん!」
俺はそのあと執筆を再開する。
寝て頭がすっきりしたこともあってかすぐに書き終えることができた。
それを担当の天口さんに送る。
するとすぐに担当の天口さんから電話が来たのででると『いいな!ヒロインも可愛いし、サブのヒロインも可愛いくかけてるぞ!これで行くぞ!』と言うと『それでは!』と言って電話が切れる。
「誰から?」
「前にも言った人」
「担当の人?」
「そうそう」
「なんて?」
「小説が受理されたって」
俺がそう答えるとまゆは「久司さん!おめでとう!」と自分のことのように喜ぶ。
俺は「ありがとうな」と言って頭を撫でる。
まゆは「久司さんのこれ、好きぃ」と顔をとろけさせる。
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