精霊のジレンマ~古の記憶と世界の理~

作者 さんが(三可)

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★★★ Excellent!!!

 私は、この作品、「はっきり言って」好きです。だって「哲学的」ですもの。よくある「異世界転生」で「チュートリアル」もばっちしの、「主人公の為の世界」って感じのファンタジー小説あるじゃないですか?

 でも、実際、いや、まぁ、ファンタジーだから、実際ではないんですが、そんなことあり得ないですって!言語からして違うのが普通だし、コミュニケーションなんて取れないのが普通。与えられるのは「現実」の結果だけ。

 そして「それが何か」を探す旅が始まる。それが人生だと思うんですよ。ってネタバレしちゃってますが、そうやって始まり、「1つずつ」自分の力を伸張させていく。まさに「人生」であり「哲学」をテーマにした最高のファンタジーだと私は思います!是非、読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

導入として、とても悲しい話から始まります。
明確な理由は不明とはいえ、上辺の情報だけでも心を折るには十分でしょう。
ですが、そんな中でも主人公は精霊に繋ぎとめてもらった命を使い冒険の度に出ることを決意します。

様々な精霊が当たり前のように存在する世界を、自分の存在する意味を求めて彷徨う主人公の過去の記憶や、主人公を助けた精霊等、冒険を経て明かされていくであろう謎にワクワクする物語です!
ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか!

★★★ Excellent!!!

テンプレを狙ったらしい作者の意図に反して、独自の倫理観を織り込んだ結果、ダークファンタジーともとれる独自のファンタジーが錬成された!!

助けてくれた精霊の思惑も自身のことも分からないまま世界を旅し、自身の存在意義を問い掛けて行く、主人公の自分探しの物語。

かと言って哲学的に悶々と自問自答するのではなく、次々巻き込まれる個性的な敵と仲間の能力を的確に考察し、努力して乗り越えて行く爽快感のある展開を繰り広げて行きます!

一味違ったヒロイックファンタジーをお探しの方にお勧めしたいお話です!!

★★★ Excellent!!!

「異世界転移」のタグをみて、「よくあるあれね? 女神からスキルもらって無双するやつ・・・」と思ったら大間違い。
本作の主人公は、現実世界からはじき出されて異世界にやってくる。
だがそこでも物理的に受け入れられず、いったん四散してしまう。
それを助けたのは「精霊」だった。と言っても助けてくれた精霊と言葉を交わすことはできず、なぜ精霊が自分を助けたかも分からない。

・・・という経緯を経たために、主人公には居場所がないような、誰にも受け入れられないような孤独感が漂っている。
しかも現世の記憶があまりなく、自身の名前すらあやふやだ。

そんな中、さまざまな精霊と契約を交わし、異世界を旅してゆく。
それはある意味、「人間性」を喪失しかけた主人公の自分探しの旅のようにも思える。
どことなく静謐な空気感の漂うファンタジー、ぜひのぞいてみてください。

★★★ Excellent!!!

異世界転移ものです。しかも残酷な転移です。
記憶はほぼなく、身体が消滅する憂き目に。それを助けたのは精霊でした。
主人公は半人半精となって、飛ばされた世界アシスで生きていくことになります。

主人公の存在意義とは?
精霊は己を犠牲にしてまで、なぜ主人公を助けたのか?何をさせたいのか?

アシスの隠された秘密を追い求め、半人半精の主人公は旅を続けます。
旅先で出会う仲間たち、新たな精霊、そしてもちろんバトルもあります。

タイトルにもある精霊のジレンマとはいったい?
謎がたくさん詰まっています。

一つ一つ解き明かされていく道程を一緒に楽しみましょう。

★★ Very Good!!

普通の社会人だったはずの主人公は気づくと異世界に飛ばされていた!
アシスと呼ばれる魔法と精霊が存在する世界で、主人公は聖霊に助けられ体が融合してしまった!

世界に弾かれた己の存在を求め、主人公は精霊たちと共に旅立つ……。

とてもスピード感のある作品で冗長さを感じさせませんでした。魔法や精霊といった定番の中にもオリジナリティが込められており、ボリューム感のある読み応えばっちりな作品です!!