第74話 ヤられたらヤり返せ
マロンは全裸土下座の碧子から聞いた自己紹介を纏める。
碧子は
ランダム種族設定の結果、オークキングの父とハイエルフの母を持つハーフ。
両親は恋愛結婚とのこと。
外見に関しては凛々しい父と美人の母の血を引いているのか、将来美人間違いなしの美少女と仲間からは言われている。
ステータス的にはオークの腕力とエルフの魔法の良いとこ取りをしている。
ただし、自らの主観ではトリスより少し大きいスレンダー美少女である。
髪は
現在の職種は魔法使い見習いで、賢者を目指している。
両親から良いとこ取りとは言いながらもデメリットも引き継いでいる。
オークキングの性欲とハイエルフのくっころ精神である。
つまりマロンを襲った碧子の精力はオークキング由来で、マロンに土下座をさせられ悦んでいるのはエルフ由来のものである。
その精力のせいで足を閉じてモジモジしている時がある。
成人設定であるため、先程のような過ちが起こったという事だ。
なお、母は魔法少女をしていた過去があり、オークキングの父は30歳まで童貞を守り抜いた別の意味での魔法使い、別名オナニーキングと呼ばれていた。
敵同士だった二人がある時恋に落ちて、恋愛結婚の末生まれたのが碧子……という設定である。
魔法使い見習いとして、火・風・光・雷の魔法に長けており、将来的には水・土も覚えたいと思っている。
「それで、変態要素満載の碧子さんは、この落とし前をどうつけようと?」
「レア素材でもなんでも提供するので勘弁してくれませんか。」
冷静に戻ったのか、碧子の口調は丁寧になっていた。
マロンの太腿には何度目かの破瓜の血が垂れたものがこびりついている。
幼女だというのに、妖艶さを漂わせていた。
「そうそう。貴女自分のステータスを確認してみた?」
マロンに言われてステータスを確認すると、見慣れない項目が増えている事に気付く。
「経験って項目と数字があるんじゃないかな?」
土下座のまま碧子は頷く。
「それと、自分のステータスにはHPやMPとは別で、
「えっと、そのぉ……さっき襲って色々ヤりまくって7割は切ったのですが。あ、襲う前は100%でした。」
つまりあれだけ犯しまくって3割しか減らせていないという事である。
「という事は、私は打率3割の女って事……?」
「ふっふ~ん。そうなんだ、そうなんだ。」
土下座で見えない事を良い事にマロンは「蒸着」する。
「じゃぁ、残り7割をきっちり消化しないとねぇ。」
「レ~ザ~ブレードッ!」
マロン印のこけしが股間に装着されていた。
「ま、待ってくだっ。わ、私まだばーじ……」
「大丈夫、私の固有スキル再生でアレも再生するから。」
今度はマロンが碧子をオプションを使ってお仕置きする。
すると碧子が自分のステータスを見て、今度はHJPが0になった事を確認する。
どうやらエルフの血の方が作用しやすいのか、元の性別が女性だからか、女性として性的行為を行う方が消費が多いようだった。
「ふぃ~。」
ベッドに腰を掛けたマロンはたばこを吹かすポーズを取る。
たばこに良く似たチョコレートのお菓子でもあれば、それなりに様になっていたに違いない。
所謂賢者タイムを満喫しているマロンだった。
一方ベッドにうつ伏せになり枕に顔を押し付けている碧子。
仰向けになって天井を見上げると、「見知らぬ天井だ。」と呟いていた。
「大丈夫、天井の染みを数えてる間に終わるよ。」
マロンもまた、お決まりの言葉で場を和ませようとしていた。
実際清掃が行き届いているため、天井に染みなど微塵もなかったのである。
「お風呂入る?延長料金はサービスにしてきますよ。」
入れて入れられての関係となったからか、碧子は一緒に風呂に入る事も別に恥ずかしいとは感じなくなっていた。
湯船に浸かって二人は少し話をする。
「もし、ここで発散出来なかったらどうするつもりだったの?」
マロンが聞くと碧子は答える。
仲間を襲ってしまいそうで怖かった。町を歩いている時に娼館の話を聞いてもしかしたらそこで発散出来るのでは?と考えたとの事。
ひとりえっちで済めばそれはそれで良し、娼婦相手でも問題はなかった。
しかし、HJPが満タンとなりあと少しで発散出来ると思ったらもう我慢が出来ずポーション(媚薬)に手を出してしまった。
薄めてあるとはいえ、媚薬ポーションの効果により襲ってしまったというわけである。
そして今後のHJPの発散についてであるが……
「通っても良い?」
それはどういう意味だろうかとマロンは思う。
「私は別に毎日いるわけじゃないよ。それに……」
「私には相方いるからね。怒られちゃうからね。」
「あ、レア素材の件なんだけど。」
「ん?今回は別に良いよ。私もヤり返したわけだし。」
お互いが譲り合おうとなったため、何かあればということで打ち切りとなった。。
「丁稚のレベルが最大になったら多分お店には出ないだろうしね。」
マロンは職人ルートを進む心算であった。
そのため見習い系をレベルマックスにする予定である。
闘技大会はあくまで町の移動や新しい場所の開拓、販売ルートの確保などが目的であった。
アップデート後は闘技場都市の外にも出る事は可能となるため、少しくらいは冒険をする事になるだろう。
惑わしの森だけで素材は集まらない。
それと、マロンは知らないが森の敵は普通にプレイしていたらまだお目にかかる相手ではないのである。
序盤で本来お目にかかるスライムやゴブリンとは、未だ出会っていないのである。
「そ、それじゃぁ、せめてフレンド登録をお願いします。」
「良いよ。今後色々製作していく心算なんで、素材持ってきてくれれば何か作ったりも出来るし。」
マロンと碧子はフレンド登録を交わし、個人仮契約を結んだ。
「あ、それじゃ。この素材を渡すんで何か作って貰えないかな。出来たらフレンドチャットで読んで貰えれば良いので。」
マロンはシルバークロウラーの絹糸と錦糸蝶の麻糸をそれぞれ2kgも受け取った。
ローブかマントを作って貰えればという事だった。
「それと……万一のため一個だけこけしを売ってください。」
仲間を襲っては大変だと言う事で特別に一つだけ売る事にしたマロンであった。
初日の売り上げはミーツェが計算して記録するため、マロンは時間がくれば帰宅となる。
予め時間を伝えてあったため、トリス達が迎えに来る事になっていた。
合流したトリスが今日の戦果を報告する。
「マロン、レベルが3上がったよ。アクアも4上がった。」
「それでね、レベル20になったら種族が進化するみたい。進化先から自分で選ぶみたいで、まだ未進化だけどね。」
●トリス
種族:エロフ
第一職種:詐欺師見習い(2/10) 第二職種:魔法使い見習い(2/10)
※レベルアップ時 詐欺師見習い(器用+1、知性+1) 魔法使い見習い(魔力+1)
マスター職種:射手見習い(10/10)
レベル:17 → 20(進化可能)
HP: 340 → 448
MP:1435 → 1993
筋力: 66 → 69(装備+5)
体力: 36 → 36(装備+30)
知性: 45 → 48(装備+10)
敏捷: 11 → 16(装備+40)
器用: 98 → 104(装備+5)
魔力: 180 → 198(装備+20)
魅力: 450 → 505(装備+40)
手動振り分けステータスポイント 95
スキル:中級火魔法(1/20)、中級水魔法(5/20)、中級風魔法(10/20)、初級土魔法(9/10)、初級木魔法(6/10)、魔法矢生成(中)、魔法合成(5/20)
もふる(1/10)、狂気を孕む波動、女の好きは嘘、演技、泣き真似
固定スキル:ふたなり化(及び解除)、絶倫、命中精度超上昇
種族固有ステータス:
経験:5(2)、再生:3
【人妻キラー】(魅力+50)
【称号:世界初の進化達成】(敏捷+5、魅力+5)
●アクア
種族:水の精霊
第一職種:精霊魔法使い(1/10) 第二職種:丁稚(1/10)
※レベルアップ時 精霊魔法使い(知性+1、魔力+2) 丁稚(知性+1、敏捷+1)
マスター職種:錬成師(10/10)
レベル:11 → 15
HP:216 → 280
MP:760 → 1106
筋力: 38 → 38(装備+20)
体力: 16 → 16(装備+5)
知性: 82 → 94(装備+10)
敏捷: 4 → 4(装備+5)
器用: 97 → 101(装備+30)
魔力: 82 → 94(装備+5)
魅力:332 → 332(装備+60)
手動振り分けステータスポイント 75
スキル:中級水魔法(6/20)、中級草魔法(1/20)、中級土魔法(2/20)、初級木魔法(7/10)、中級付与魔法(1/20)
固有スキル:水の加護(水系の魔法力UP、水属性の付与率・成功率UP)、水生成、錬成
種族特性:水系の魔法・スキルへの抵抗:中、水の世界(水の中で回復・安眠・性交)、実体化・解除(精霊体と実体の変化)
経験1 再生1
※精霊体の時は物理攻撃が殆ど効かない。その代わり魔法及び魔法系スキルしか使えない。精神体攻撃可能の武器は通る。強●されない。
実体化時は水系に強い人間と同程度。
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