サンモールの思いで展へ行ってきました!(前編)

 今年の10月1日、サンモールの思い出展へ行ってきました!!!!!

写真は、カクヨムの近況レポートにありますが、

パネルに50名ぐらいの記事がズラッと並んでいて、

2つあったわたしの作品は、いかにもその他大勢って感じ(笑)


それはともかく、その自分の作品パネルを

スマホで激写していると、背後で声が飛びました。

「あの、投稿なさった方ですか?」


ふりかえると、30代ぐらいのラフなシャツを着た男性。

わたしは近づいて言いました。

「そうなんです。公民館のイベントに載ったことがあるんですが

まさかここでも載るとは……!」

「じゃあ、メールの返事をくださったのは、あなたでしたか!」


実は、ここに展示されることを、サンモールのイベント前日に

いきなり彼が報せてくださったのです。

ボツになって、ダメだと思っていたのに、

採用してくださったなんて感無量。


「すごい量の投稿ですねえ」

わたしが、パネルを眺めながら言いますと、

彼は、「そうですね、みなさん思い出がたくさんあるようで……

投稿もいっぱいあって、ありがたかったです」


しみじみ、言う彼の声は、落ち着いていてよどみがない。

サンモールに思い入れがあるのでしょう。

「そりゃ、50年も営業しているんですから」

わたしは、その若いオジサンをチラ見しながら、


「この業界に入ったきっかけって、なんだったんですか?」

いきなり聞いて、腹を立てるかと思ったんですが、

意外にも彼は、ふつうに答えました。

「いやあ、就職先が見つからなくて……

ぼくの勤めているのは広告業界なんですが

そこにいれば、いろんな企業とつきあうことが出来る、

と思ったんです。


そこから選べばいい、と思ってたら、ずるずると……」

「あははははは」

「でも、この業界は、いろんな人と会えるからいいですね。

ふだんは寂しい生活なんですが

こういうイベントをすると、交流があって楽しいです」


このオジサンは、寂しがり屋だな。


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