『すてきメモ303選』

加茂谷 真紀著『愛のエネルギー家事

すてきメモ303選』という本を

借りてきました。

家事のこまごましたことを、メモ的に書いて

ふだんの生活に生かしてね、というタイプの

How-To本です。


この著者は、わたしから見るとお金持ちな人だなと思います。

ふだんから宝石を身につけろ、とか

季節ごとの本を飾る、とか

細かいところに、お金のかかることが書いてある。


まったく参考にならないわけでもなく、

一輪挿しの花を飾りましょうとか

毎日30秒でシンクの掃除をしましょうとか

そういう、ちっちゃいところで

きれいにしたい主婦の気持ちに

寄り添ってくるメモです。


実は義母が、仏壇に花を飾るとき、

大きな花瓶に入らない小さな花を

小さな花瓶に挿してITクッキングヒーターの

熱のとどかないところに飾っています。


そしてわたしは、

だんだん薄汚れてきたシンクをながめつつ、

「古いタオルがあるから

一気に掃除してやる!」

と、一月にいちど、大掃除しています。


そんなこんなで、参考になるのかならんのか

わからんメモ選本なので、

最初から最後まで、真剣に読むことはせず

斜め読みでザーッと読みました。


有能な主婦って、それだけで

本が出せるってことが

よくわかる。

わたしは有能ではないため

部屋もどことなく荒れてたりします(汗)


宝石を身につけて家事はできません。

季節ごとの本をならべるスペースがありません。

主婦にもレベルが色々あるわけで

こうでなくちゃ一人前じゃないみたいな

論説を見ると、

「いいよね、デキる主婦は。

家事バッチリで本も出せて」

妬ましい(笑)


毎日の家事をしない日だってあっていい、

って書いてあるけど、

そしたら義母に負担がかかる。

生きている限り、家事はつきものです。


『大草原の小さな家』なんか見てると

女の仕事は家事というのが前面にあって

時代的なモノもあるんでしょうが

それでやっていけた時代が羨ましいような

あるいは、情けないような

思いがよぎってきます。


いつかメイドさんを雇いたい昨今です。

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