アレルギー? (01)

先月31日(火)昼頃。

夫が、心臓の検査のために会社を休んで

昼頃に帰ってきました。

「……ん??」

リビングへ現れたわたしを見て、

義母と夫が顔色を変えました。


「どしたん! 真っ赤じゃよ!」


わたしの肌が、まるでゆでタコみたいに

全身、真っ赤になっていたのです。

「かゆいの? どうなってるの?」

義母が、立ち上がりました。わたしは腕を見せながら、

「痛いの。チクチクするの」


まるで、針で全身をつんつんされてるみたいな痛み。

「帯状疱疹かしら」

「つぶつぶはないね」

「皮膚科へ行った方がいいんじゃないか?」

夫が、近所の皮膚科を検索します。

Web予約の出来る病院を探し当てました。


その日は様子見、ということになりました。

なにしろ、すぐに赤みがなくなったからです。

翌日、昼頃に全身が真っ赤。またしても!

しかし、水曜ですので、皮膚科はお休み。


「痛いよー」

チクチクが、止まりません。

夫が治ったと思ったら、

今度はわたしだー。


翌日、木曜日。Web予約を済ませたら

9時に予約したのにもう22人も待ってる。

10時頃に病院に向かい、

お医者さんに痛い赤みのことを訴えました。

すると。


「うーん。わからんなー」

 その50代ぐらいのドクターは、首をひねっているのです。

「そんな症状、初めて聞いた」

「赤くなったり、赤みが引いたりするんです」

「じんましんの一種かなあ。

 でも、かゆくないんだろう?」


 ごま塩短髪の、大きな目をした男の医者で、

 こうしてみるとわりとイケメン。

「とりあえず、薬を出しておくから、

 その後の様子を教えてください」


 金曜日、朝八時半。

 またしても! 肌が赤くなりました。

 気分が悪くなって、近所の内科医へ。


「内臓から来てるかも、血液検査します。

 じんましんの原因は、1割しかわからないんです」


ということで、血を採られ、土曜日に皮膚科へ。


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