レジとコミュ障

ちょっと大きなスーパーストアに行くと、

無人レジが目に留まります。

この無人レジ、大人気で、いつ行っても並んでます。


レジ係と話すのがキライなのでしょうか。

コミュ障が増えてきたから?

わたしは思わず注目してしまいます。


Ingressをやっていた7年間で、わたしも少し変わりました。

日常をぼんやり眺めているのではなく、

ちょっとした変化を楽しむようになりました。


話すことなく、語ることなく、

その声も聞こえないのに

その響きは全地にあまねく

その言葉は世界のはてにまで及ぶ

(詩編19章1節から4節)


人と人とは、語らなくてもわかりあえることもありますが

やはり、最低限、コミュニケーションはとりたいものです。

神のことばじゃないんだから

語らず言わずでは、こころに隙間が出来てしまいます。


あるサイトを見たら、

日常にあふれているたくさんの情報のなかから

わざわざ、自分のこころに届くように特別にとどけてるものが

神仏からのメッセージだとありました。


無人レジが神からのメッセージというのは

にわかには信じられないので、

そのことをじっくり考えてみます。


無人レジもまた、語らず、言わず、問わず、

ただ黙々と、仕事をこなしています。

日本は治安がいいから、

お金をごまかすひともいない。

日本人のこころのなかに

神さまが宿っているから……なのでしょうか。


こころのなかに神さまがいっぱいなので

ほかの人を入れる隙間がないのかな。

そこにある神さまの姿は、どんなだろう。

そもそも、神さまがいっぱいなのだろうか。


わたしの解釈でいうところのキリスト教なら、

黙々と仕事をこなす無人レジに並ぶ人々こそが

救いを求めている。


彼らの求めている安らぎは、無人レジにしか与えられない。

コミュ障になりきることで得られる平安。

孤独が平和を生み出すという逆説。


無人レジを眺めながら、

今後もちょっとした変化を

わたしのキリスト教で解釈してみようと『いまは』考えています。


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