サイコパスを考える

だんだん暑くなってきました。あちこち歩き回るのが、

ちょっとばかりつらい季節です。

つい3月には、桜の花が満開だったのに、

いまは葉桜になり、ツツジの花も枯れました。

いまはサツキが咲いています。


青嵐の頃は、あと、ふたつきぐらいでしょうか。

先日、通院したとき(2022/04/25時点)、

ウクライナへの攻撃をやめないプーチンについて、

患者さん(おばあちゃん)どうしの会話を耳にしました。


「ロシアは、それなりにいい国だったのに、

あんなことになって。

アメリカは、なんで手出しせんのかねえ?」

「やっぱり核兵器があるからじゃろうねえ」

「きっとプーチンは、サイコパスじゃね!」


いまどきのおばあちゃんが

サイコパスという言葉を知っていたのには

驚かされましたが、

ヘタするとそれって偏見になるかもなあ、とか

思ったりもして


ちなみにサイコパスっていうのは、

サイコパス〖psychopath〗

精神病質(その人格のために本人や社会が悩む、正常とされる人格から逸脱したもの)である人。

と大辞泉には書いてありました。

精神病の人にとって、「正常とされる人格から逸脱した」

状態というのは、本人も苦しい場合があったりします。


もし、プーチンがサイコパスだとしたら、

本人もかなりそれで悩んでいるのではないか、

と考えたりもします。

病人だと決まったわけじゃないんだけどね。


さて、では、正常じゃないと見なされる人の

基準って何でしょうか。

正常ということに、なにか基準がありますか。

この人はマトモだという測定器の数値など

わたしは見かけたことがない(汗)


別にプーチンを庇うわけじゃないけど

あの人が病気だ、という噂は

精神病患者にとっては、かなり不利な

流言飛語ですよね。


あんなことをするのが、精神病患者だ……

というイメージがあるとしたら。

サイコパスっていう言葉ひとつとっても、

深い配慮が必要な気がします。


青嵐が近づいてきました。

激しい憎悪と怒りのあまり

無関係な人まで巻き込んで欲しくない

昨今です。



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