人が読みたくなるエッセイ

売れるエッセイというのは、

人が読みたくなるエッセイのことだと言います。

なにか役に立つことが書いてあったり、

人に喜ばれたり、

笑えたり、泣けたり、独自の視点があったりしたら

売れるらしい。


ある人は、なにか発見があったら売れるという。

普通の人の発見なんてしれてると思うのだが、

ともかく、冒頭と結論の間に

なにか価値観が変わるものがないと、

読まれるに価するエッセイにはならんそうな。


とは言っても……

冒頭と結論の間に価値観の変わることが、毎日のごとく

あるわけがないのでしてね。

価値観がコロコロ変わるのがいいことだとも思えないし。

もちろん、発見があれば面白いと思うよ。

読んで面白いものには、

たいてい、なにか笑えたりドキッとしたりするような

何かが存在するからね。


たとえば『ちびまる子ちゃん』で、

過去に放送されたエピソードのなかに、

自分のふしぎな体験を漫画(アニメ)にした話があって、

それはうちの主人も、似たような体験をしていたので

昭和40年代にはよくあることだったのかな、と

思っていたら、


まる子ちゃんは、「この体験は、子どもの時にだけ神さまが与えてくれたもの」

と考えているのです(ナレーションでそう言っていた)。

その視点に、ドキッとさせられました。


それと同じ事を、『となりのトトロ』の歌詞でも歌われてます。

そして、『ナルニア国物語』でも、同じ事を言っている。

感動するコトって、みんな、似たようなものなのかな。


印象に残るひとこと、独自の視点。

意外と、身近にあるのですね。

秋元康などは、「歌詞は技術より、

『何を書くか』が大事」なんて

言っているんですよね。


何を書くか、と言われても……

わたしは天才じゃないし、ふつうのことしか書けないよ……

宗教的な話に凝り固まれば別だけど(ムリ)

独自の視点を持つと言うことは

孤独だと言うことでもありますよね。


愛嬌とフレンドリーが身体中から発散されているわたしには

無理な注文かもしれないな。

泣けてくるよ(TT)




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