喋るマシンとの攻防戦

図書館で東海林さだおの『ヒマつぶしの作法』という

本を借りてきました。

この本には、いろんなヒマつぶしの方法が書いてあるんですが

中でも秀逸なのは、


お掃除ロボット・ルンバと東海林さんとの攻防戦でしょうか。

東海林さんは、ルンバを購入できるほどのお金持ちなのです。

そして、それを相手に5,000文字程度の

コメディ・エッセイを書けるほどの

実力の持ち主です。


そこでわたしも考えた。

昨今のわたしの攻防戦といえば、洗濯機。

その話を、合唱サークルのみなさんに

聞いてもらうと言うことはできまいか。


合唱サークルが休止して2ヶ月。

うちの合唱サークルの会員達は

LINEに次々、アクセスしていました。


個人データが入っているので、

あまり細かいことは言えませんが

退屈を持て余しているという声がありました。


それで、話の種にするため

義母の証言を聞いてみると。

「この洗濯機、週初めになると、今週もよろしくって

挨拶するのよー」

 とか、

「それに、今日なんかね、乾燥が終わったら、ふかふかに仕上げましたって

自慢するのよー。生乾きのくせに!」


 義母は洗濯機が話しかけてくることに

 かなりの違和感を抱いているもようです。

 まあ、そうだよね。

 いままで、黙って働いていた家電が

 急におしゃべりになったんだから。


 この洗濯機の声は、女の子の声。

 ちょっとロボット的なしゃべり方(お約束)。

 色気も食い気もなさそうだ。

 知性を持ったら反抗するかもしれない。

 SFにはよくある設定。

 反抗するとしたら、糸くずを掃除しなかったのが原因だな。


 この洗濯機には、『聞いて』モードもついていて

 これが点灯すると、またおしゃべりをはじめます。

 たとえば、セーター洗濯モードをDLしますか、とか。

 洗剤を入れますか、とか。


でもこの話、サークルにはウケないだろうな。

 自販機がしゃべる時代だ。

 東海林さだおほどには、コメディにはならん。


 サークルにウケるには、もっと共感できる話じゃないとね。

 AI話なんて、なにげに上から目線だし。

 Lineやブログに面白く話したり書いたりする技術というか

 才能がないわたしであった。


 もっと勉強しよう。

 

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