おびえています

昨日のミートナウの話、パート2です。

短大の友だちとKちゃんが帯状疱疹になった話で

盛り上がりました。

Kちゃんは、ぜひ、伝えて欲しいということなので、

証言をもとに、書いてみます。


Kちゃんが、ある朝起きてみると、

首のところに激しい痛みが。

「あれ、寝違えたかな……」

しばらく放っておきました。

仕事があるから、病院は敷居が高い。


寝違えたところが、どんどん激しく痛み出す。

仕方なく仕事を休み、整形外科へ。

痛み止めの薬をもらいました。

「寝違えたようには、思えんけどなあ」

ドクターは、ふしぎそう。


薬を飲んでも治らない。

それどころか、首から左腕の先まで、

さらに痛みが増し、走り出す。

おかしい。


そのうち、発疹が出て来ました。

すぐさま皮膚科へ行ったら、

「帯状疱疹ですな」


痛み止めの薬では効くわけがなかったのです。

「もっと早く来なきゃダメだ。

かなり悪いぞ」

 皮膚科のドクターは、重々しく言いました。


帯状疱疹は、かゆいというより痛いというのが

わかったよ、とKちゃんは言います。


「水ぼうそうの菌を持っていたら、

帯状疱疹になる確率が増えるんだって!」


水ぼうそうは、子どもならだいたいかかっています。

たぶん、たいていの人は帯状疱疹予備軍です。


「まだ痛いの?」

 MちゃんがKちゃんに聞くと、Kちゃんは、

「うん。処置が遅かったから、あとを引いたんだと思う」


たいへんな目にあっているのが気の毒でした。

わたしも、たぶん、水ぼうそう菌を持っている。

それがいつ、悪さをするのか……。


Kちゃんは言いました。

「わたしの母親も、帯状疱疹になったから、

いつかなるとは思ってたんだよね……」


わたしの母は、52歳で死んでいるので、

帯状疱疹になったかどうか

聞く暇がありませんでした。


おとなになってからおたふく風邪になったことがありまして

そのときひどかったので

いまから帯状疱疹におびえています。

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