コロナ闘病記(06)

 相変わらず咳がひどくて息ができないほど。 ウォーキング位置ゲーム『ピクミン・ブルーム』はコミュニティデーで、椿のバッジがもらえるはずだったが、絶対無理 咳の方は、吐き気まではしていないが、ちっともよくなっていない(一時期吐き気がしていた)。 


 朝食はクロワッサンとバターパン、四角いパンとツナサラダ、インスタントキャラメルマキアート、ウィダーインゼリー(マルチビタミン グレープフルーツ味)。ジャムはブルーベリー。アナウンスに英語がなくなる。忘れてるだけかも。



 夫は平熱に戻ってるが、規定日(28日)までホテルにいなければならない。20日にドクターのオンライン診察を受けた際、いつ出られるか聞いたところ、人によって症状がちがうので、いつまでこのホテルにいなければならないのかわからないそうだ。これが終わったらIngressのイベントに参加しよう、と夫は言っている。


無罪放免になる! 自然に抗体ができるからね。夫はウキウキしているが、後遺症とかだいじょうぶなのだろうか。

 薬はどれも先発薬だと夫は言っている。



 11時ごろ、どん兵衛(鶏白湯(とりぱいたん)を食べる。お世辞にもおいしいとはいえない(病気だからか?) 白湯が塩辛いし、鶏つくねはパサパサしていた。



 部屋に飾ってある白黒写真(ベッドの頭上)に気づく。宮島の鳥居と広島城、鞆の浦と平和大通りが1枚ずつで計4枚である。バスルームでトイレ掃除セットとバス掃除セットが目に入った。意識内に余裕が出てきた証拠である。それにしても、病人に掃除をさせようってのかーっ!


 エアコンの送風口に張り紙がついている。「ハンガーをかけないでください、内部が破損します」青いゴシック文字。非常識な人がいるのね。


 わたしを担当してくれている看護師さんは、元気であかるくて温かい人柄である。広島弁は標準語よりずっとあったかい。こういう公共の場では、方言は使わないことになっているようだが、地元民としてはどんどん使って欲しい。


 12時 日本語と英語で昼食を知らせるナレーション。食事は焼きうどんとフルーツポンチ、3時のおやつにクリームブッセとカフェラテ(インスタントコーヒー)

 それまでに本格ファンタジーを読む。文章に余裕がないと面白くないことが判明する。わたしはまだまだ未熟だね。


 熱が37度出たので寝転んでアマゾンプライムのアニメシリーズ『かぐや様は告らせたい』アニメを第1シーズンを見る。生徒会長の白銀(しろがね)と、副会長の四宮ちゃんの恋模様が笑える。


 どちらもお互いを好きなのに、相手に告らせようと画策するところとか、それを混ぜっかえす書記の藤原ちゃんもいい味だしている。毎回よくネタを考えつくものだと夫は感心している。


 18時頃 夫は豆腐ハンバーグ、わたしは鯖の味噌煮弁当。ひそかに心配していたが、ホテルの滞在費用はかからない。他の人にうつさないための処置だから。この社会、あなたの税が生きている。


 義母は昨日からセロリで昼食を食べている。鮭を2枚セットのものを買ってきて、一枚冷凍して一枚焼いたけど、身が薄くておいしくないと言っていた。


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