はじめてを応用する力

ルワンダなどの途上国で、

一部の恵まれた人たちが

キラキラひかるビルの白い部屋で

一心にプログラムを開発している姿を見て、

ネ友が感動して言いました。

「おれに欠けているのは、意欲と好奇心、

そして応用力だ!」


その人は、プログラムの基礎は習った。

社会に出てみた。

習っていないことがボコボコ出てきた。

「判らんから出来ません」


そうやって脱落していくことって、だれしもあると思う。

向いている仕事だったら

なんとか工夫する力も湧いてくるけど

イヤイヤやってる仕事だったら

習っていないことがストレスになる。


社会では、「習ってないこと」の方が多いし

自分で自分に付加価値をつけていかなきゃ

放り出されることは多いと思う。


実はたらさわみちさんに、

Ingressのミッションメダルを依頼したとき、

わたしは、神社の写真と猫を送付して、

「たぶん、みちさんには神社の絵はご無理では」

などとひどいことを言ってしまいましてね。


ところが、みちさんは、画像処理と

マンガのコラボレーションを見事に決められて

苦手をクリアしてしまわれました!


マンガの仕事を50年以上続けられていけているのは、

こういう、無理難題でもなんとか工夫して、

一定のレベル以上のものを出していく、

そのプロ根性があるからだと

感心しましたし、敬服もしました。


夫も、初めての仕事が多くて困ることが多いと

こぼしていましたが

「そういう仕事こそ、やりがいがある。

〆切りの中で、トライ&エラーで少しずつ、積み上げる。

完成したときの達成感は半端ないね」

と少し自慢そうでした。


水を得た魚というのは、向かうところ敵なし。

やったことがない、ダメだったということで、

意地悪をされたり、ひどいことを言われたりすることも。

でも失敗を恐れていては

いつまでも底辺のままですよね。


底辺から抜けるには、想像力と応用力が必要。

『赤毛のアン』になってみようかな。

「わーっ! 歓びの道だわ!」

 リンゴ並木の脇で『歓びの歌』を奏でるオーケストラ……

独唱パートはわたし。

 ありえん(汗)。

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