男は日常が好き、女は……
男と女の違いについて、Facebookで触れていた記事がありました。
男は日常が好きなのだそうですが
女性は違う。
どこが違うかというと、たとえば
俵万智の有名な句があるそうで。
「『この味がいいね』と君が言ったから 1月6日はサラダ記念日」
なるほど女性ほど、「記念日」にこだわる連中はいないかもしれない。
結婚日が近づくと、「結婚記念日」
誕生日なら「誕生パーティ」
「クリスマス」に「ケーキ」はもちろん、
「節分」には「恵方巻き」を必ず買う。
ハロウィーンの時には「ゾンビの恰好」をして街を練り歩く。
恋人同士だったら、「付き合い始めて何日目」という記念日を口実に
彼氏にごちそうをおごってもらおうと画策する。
春夏秋冬、イベントの時期には、家族中・友だち同士などで
盛り上げようとするのが女性。
その一方で、男は日常が好きという。
紀貫之の『土佐日記』からこっち、
異世界ものを扱ったライトノベルでも
日常ものが人気です。
『異世界食堂』なんか、うちの夫は録画までして見てましたっけ。
なぜ、女性は記念日が好きなのか。
コミュニケーションの手段として絶好のネタだから。
記念日ともなれば、
ふだん交流が滞りがちな友だちとも連絡を取って
リモートで酒盛りもできる。
だけどね、女性だって日常は好きだよー。
たとえば……
具体例を挙げようね。
平安時代の日本の代表的日記には、
菅原孝標女がしたためた
『更級日記』とゆーものもある。
これは、『源氏物語』にハマって青春時代を過した
オタクな女性が記した日記として有名です。
日記だから、日常が語られているんです。
男だけが日常が好きってわけではない。
もうひとつ、『枕草子』という、平安時代の日常を
随筆にしたためた清少納言もいます。
女性の方が、日常が好きかも知れない。
「群ようこ」「向田邦子」「岸本葉子」……
女性のエッセイストが多いのは、女性の方が日常への
アンテナが鋭いからかもしれない。
しかしわたしは、日常は好きだけど
記念日には無関心。
結婚記念日でお祝いしたことなんか、いちどもないぜ(笑)
わたしはもしかして、心が男性なのか?!
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