第30話 心配症

今日も疲れた。

毎日、毎日、つまらないデスクワークをし続ける日々、、、

仕事も本当に大丈夫かどうか何度も見直してるから、さらに疲れる。

サラリーマンも楽ではない。

夕飯はどうしようか。コンビニは、、、最近ずっとそれだし、今日は別のかな。

そう思っていると、ちょうど近くによくあるハンバーグの美味しいチェーン店があるではないか。

これは都合がいいな。そう思い、俺はその店にへと入った。

店員が「いらっしませ」と明るく声をかけ、俺は奥の方のテーブルにへと案内された。

メニュー表を見てすぐに俺は看板メニューのハンバーグを注文した。

さて、注文も終わったし、スマホでもいじよう。

そう即決した俺は、スマホで将棋アプリを開いた。

10分間の対局を行い、何とか勝利した。

注文した料理はまだ来ない。

仕方ないのでまた、対局を行い勝利した。

まだ、来ない。

流石に来るだろうよ、、、そう思って、俺はさらに10分は待った。

まだ、来ない。

おかしい。さすがにおかしい。

もう30分ほどは経っている。

まさか、俺の注文が忘れ去られているのか?

そもそも、俺が注文していないのか?

それとも、厨房で何かトラブルがあったのか?

それとも、事件がどこかで起こったのか?

それとも、材料が何らかの理由で手に入れられてないのか?

それとも、俺は本当はここにはいなくて、幻覚を見ているのか・

それとも、それとも、、それとも、、、

「お待たせいたしました。」

「・・・あ、ありがとうございます。」

・・な、何だ。ちゃんと来たじゃないか、、、

俺はそれまでのすべての考えを捨て、ナイフとフォークを持った。


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