第7話 何者?

10月吉日の火曜日。

その男は平日にもかかわらず私服でブラブラと歩いていた。

黒のパーカーにダメージジーンズの服装だった。黒いカバンを持っている。

その男を交番にいた警察官が呼び止めた。

「ちょっと!君!」

「ん?」

「何してるの?」

「え?別に何もしてませんが、、、」

「今日、平日だよ?君、仕事は何やってるの?」

「やってません。」

「何しに歩いているの?」

「暇だから、、、、」

「何を持ってるの?」

「えっと、、期間限定のフィギュアですが、、、」

「・・・・何者?」

「無職(ニート)です。」

警察官はため息を一つついた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る