第8話 すっごい顔してるよ?
チーズが苦手な息子は、ピザですらチーズの所をよけて食べる。
「それってただのケチャップパンだよね」
と、思いつつ大人にも苦手な物はあるし、もう少し大きくなれば好みが変わるかもしれないと大して気にはしていなかった。
ある日、初めて見るお菓子の袋を開いたその瞬間、息子が変な顔をして袋を遠ざけた。そして鼻をつまみながらワタクシにその袋を渡し、こう言った。
『これ、完全に腐ってる!!!』
『うそ~ん。お菓子が匂うほど腐る?そんな事ある?』
みると、賞味期限の切れていない、ピザ風味のスナック菓子だった。
『ただのチーズの香りやないかーい!』
でも、チーズが苦手な息子にとっては
チーズ=腐ったニオイ。
うん。ある意味、間違っていない!
仕方ないからその腐ったニオイのそれを、これからワタクシ食べま~す!
遠慮なく、心置きなく!
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