第5話 昔は8時に寝なさい!ってよく言われたけれど

小学生の娘が4時ごろ帰ってくる日は、おやつを食べていたら晩御飯が入らない。

というお悩みを解決するため、早めに用意し始めた夕飯のおかずを作ったはしから

『味見して~』

と食べさせて、そのままなだれ込むように早めの晩御飯に移行する作戦に出る。


『まだちょっと早いかな?』

と思いつつ、続けざまに風呂に入れ、 髪をかわかせば、

『あとは寝るだけ。』

と、各自、自分の時間を満喫出来る。


『この作戦イケる!』

そう思っていたのに、ある日このパターンで、自分の時間を満喫しすぎて、気付けばすでに9時になっていた。

『早く早く!歯磨きして寝るよ~!』

慌てて子供達に声を掛けると、息子が寄ってきてこう言った。


『お母さん、おにぎり食べた~い。お腹すいちゃった。』


なんと!こんな時間におにぎりを食べるとな?

お母さん、晩御飯二回も作るの? そんなのやだーーー。



子供は8時に寝なさい は、子供の成長のためだけど、実は

『お腹すく前に、早く寝て頂戴!』

ということかもしれないと思った。


とほほ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る