彼女に浮気をされた挙句振られたので、町でナンパをしたところ学校一の美少女でした。

古巻視点

第64話 1月4日 友達、としか思っていないのではないか。

引っ越しの場所が決まった。

場所は今住んでいる駅から正確には3駅離れている場所。もう契約は済んでいるらしい。

間取りは3LDK。２つの部屋は僕と美香がそれぞれに使うとして。あまりの一部屋は時々会いに来る両親が、寝れるだけのスペースを残していてくれるなら、好きに使っていいとのこと。

多分僕と美香で半分ずつに分けて、趣味部屋にすると思うが、美香の趣味とはなんだろう？

今度聞いてみよう。

3駅離れると行っても、学校までは前よりかは近くなっているので、少し複雑である。

とりあえず、僕は2人に引っ越すことを伝えようと思う。

今更になるが、12月25の時に僕と凪と美月の間で決めたことがあった。と言うよりかは、凪と美月が決めたことを僕に提案してきたと言う形だ。

僕の美月の名前呼びもその時決まった一つとなっている。

そして、今回もあの時3人で決めたことの内の一つをやろうとしていた。

……実は今からやろうとしていることは、今回決められたことの中では、一番嫌だった。

だが、元から嫌だった訳ではない。

やり始めてから嫌になったのだ。

だが、提案を了承してしまった手前、全部が嫌な訳ではないので続けることにしていた。

意を決して僕はスマホを開いて引っ越しのことについて2人に伝えることにした。

　　　　　　　ラノベ愛好家　(3人)

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古巻

2人に報告が、

4月から今の家から、学校側に3駅ほど行ったところに引っ越すことになった。

ちょうど、凪と美月の家の中間辺りかな。

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するとすぐに既読が２つ付いた。

そして、すぐに2人から返信が来た。

スタンプと共に。

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朝露

そうなんですか

(とてもショックを受けていそうなスタンプ)

夜光

そうなんですね

(とても喜んでそうなスタンプ)

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お互い同じ言葉なのにその後のスタンプが2人の内面をそのまま表しているようだった。

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古巻

まー4月からだし、すごく遠くに行くわけでもないからね

朝露

まーそうですね。特に変わりませんもんね。

夜光

確かに。なんなら私の家の横に引っ越してくれば良かったのにね！

朝露

美月ちゃんが何を企んでいるのか知りませんが、私がそんなこと許しませんからね。

夜光

私、冗談で言ってるだけなんですが？？

何をそんなに向きになっておられるのやら。

朝露

むぅーーーーそう言うところですよ。そんなこと言っていると性格悪いと思われて嫌われますよ。

夜光

ふん！そんなことないですから！逆に凪ちゃんこそ、

そう言うことばかり言ってると嫌われますからね？

朝露

え？そうなんですか？翔斗くんもそう思いますか？

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そう、こうなるのだ。だから嫌だったんだ。

凪と美月はよくこうやって可愛いレベルではあるが、

言い合いをするのだ。

そこまではいいのだが、そのあと必ず僕に流れ弾が飛んでくるのだ。

いつもこうやって2人で言い合いになって、最終的に僕を意見を聞いてくるのだ。

今日はまだいい方なのだが、時々どちらかを選ばないといけない時があるから辛いのだ。

……2人が好きな僕からしたら。

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古巻

そんなことではどちらも嫌いにならないでしょ。

全く、仲良いね2人は。

朝露

仲良くありませよ？

夜光

仲良くないからね？

古巻

これが仲良くないと言うなら、僕には仲が良いと言う言葉の意味が分からないよ笑笑

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最近、2人はこのように言い合いすることがある。

誰かはわからないけど、誰かに嫌われることを2人は嫌がっているのだ。

だけど、2人からは友達は僕だけと言われている。

だから、僕は思ってしまった。

もしかしたら、友達は僕なだけで、好きな人はいるのではないかと

もしかしたら、2人は僕のことを

　友達、としか思っていないのではないか。

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64話読んで頂きありがとうございます。

先程たまたま読んだ文章に、小説が読みやすい適性文字数と書かれているものがあったのですが、一話あたりどのくらいの文字数にすれば読みやすいと思いますか？

私は、多くて5000文字ほど、少なくて1000文字ほどが目安かなって思うのですが、、

もし良かったら教えて頂きたいです！

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