夜光視点
第63話 1月1日 翔くんと一緒にいられますように
今日は翔斗くんと初詣に行きます!
本当は昨日も一緒に居たかったですが、どちらかを選ばないといけなかったので、今日にしました。
まぁ、それぐらいは譲りましょう!
そんなことより、私は今とても大変です……
「美月!今日は元旦だぞ!家に居なさい!」
そう言ってきたのは私のお父さんです。
名前は夜光
私と同じ髪の色、目の色をしています。
翔くんほどではないですが私でもカッコいいとは言えるでしょう。
性格は娘大好きすぎる面倒くさい父親です!
「元旦だからとか言って私に出かけて欲しくないだけでしょ。嫌だよ今日だけは絶対行くからね」
私がそう言うと、
「孝宏さん、美月も2日と3日は家にいるって言ってくれているのだから許してあげましょう」
お母さんから手助けをもらえました。
私のお母さんの名前は、夜光
歳は永遠の35歳らしい。多分45歳ぐらいです。
お母さんは昔から大変モテていたそうで、昔のお母さんに私がとても似ていると言っていました。この顔、自体に私は不満はなく、逆に誇らしいと思っているので、感謝でいっぱいです。だからって何もしていないわけではなく……毎日お肌のケアなどはしっかりしています。
お母さんさんからそう言われているにも関わらず、
お父さんは、
「でもな……」
と駄々をこねていた。
それを見かねたお母さんは、
「何?孝宏さん。折角私と2人になれると言うのに、嫌だと言うの?そんなに美月がいないと嫌なのかしら?」
なんかお母さんに変なスイッチが入っている気がするが、もう気にしないことにしました。
翔くんと合流して、電車に乗り神社に向かいます。
「翔くん今年もよろしくね!」
「こちらこそ今年もよろしくね!美月」
美月……良い響きですね。
「今日はどこの神社に行くの??」
翔くんから質問されました。
行きたい神社は予め決めていたので、私は教えることにしました。
「○○神社だよ!」
「そっか……」
「どうしたの?」
「いや、名前言われてもそんなにわからなかったなって……あはは」
そっか、翔くんは知らないのか……
後でびっくりするだろうな。
神社に着いた時、案の定、翔くんはびっくりしていました。
「美月、ここって縁結び・恋愛運UPの神社じゃない??」
「そうだよ?どうしたの?」
「いや……2人で……こう言う神社って……」
ふふ、そう思いますよね。
「どうしたんですか?私は家族との縁が切れないようにって願いに来たんですよ??」
嘘ですが……
「そ、そうだよね。僕も妹と仲が悪くならないように再度縁を結び直すつもりだったし」
やっぱり翔くんは嘘が下手な人ですね!
こう言うところも大好きです!
「ふふ、そう言うことにしてあげましょう」
「絶対信じてくれてないでしょ……」
2人で話しているうちにもうお参りの順番が来ていました。
家族と縁が切れるのは確かに嫌ですが、それよりも私は翔くんとの未来を祈ります!
神頼みなのは少し嫌なので、今回は神様に私の思いを伝えておきます!
翔くんと一緒にいられますように
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63話読んで頂きありがとうございます!
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