第128話
全てのアカウントを消しSNSを開くのも配信するのもやめた。
イラストは二人の夢だったし、配信は奏と出会った場所っだった。
イラストのネタに困ったら奏に相談してたし、奏の好きなアニメのキャラ、芸能人は全て描いたし、配信すると奏が来てくれるかもと期待してしまうし、喧嘩の原因だった配信が無ければ付き合うこともなかった。
そこには奏との思い出がいっぱい詰まっていて、目に入るだけで奏を思い浮かべてしまうので全て削除することにした。
ただ誰にも見せれない知られたくない弱い自分の気持ちをツイートするためにフォローもフォロワーも0の新しくアカウントを1つだけ作った。
そこには、奏にも言えない俺の本音を書き込んだ。
奏を何故好きになったか、本当はずっと忘れなくてやり直したいって言いたいけど強がってもう俺から連絡しないってって言ってしまったこと、奏との毎日の寝落ち通話がピタッと無くなって夜寂しくて寝れないこと、昼は寝れない夜が怖くて夜は奏を思い出して孤独感で潰れそうなことなど正直な気持ちをツイートした。
そんな中、唯一リスナーの中に一人だけ、二人の関係を知っている女性がいたから報告をかねて何気なく送ったLINEが元で大事件となった。
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