第127話
案の定、連絡は次の日に来た。
通話することになったが、俺は奏でのことが諦められなかったし好きだったからよりを戻す話しかしないので会話が弾む訳がなかった。
奏からすればめんどくさいだけの苦痛の時間だ。
俺は「寝落ちする?」って言ったら「でも彼女じゃない人としないよね?」って質問返ししてきたので「もう完全に終わりやな」って確信した。
俺はこの日からどんどん最悪な方向に変わっていった。
二人の夢のために今まで頑張ってきたイラストも奏が居ないなら意味がないと考え描くことをやめたのだ。
そして見るのも嫌になった俺はアカウント自体消すことにした。
彼女の事でここままで崩れるなんて人生で一度もなかったし考えたこともなかった。
俺は奏との思い出があるものを目に入れるの嫌だった。
財布の中に奏がくれたバースデーカードをお守り代わりに入れていたので財布を使うのも嫌になって電子マネーで生活するようにした。
もう何をする気もなくなっていった。
ちょうど大型連休に重なっていたので仕事的には支障が無かった。
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