第8話
経験したことない感情に戸惑いながら、俺は「エミーってDM送ったら読んでくれるんやw」って少し皮肉ってコメントするのが精一杯だった。
エミーは「全然送ってくれていいよ。返すの遅くなるかもしれんけど」っといつも通りのトーンで返してきた。
それでも俺は感情の原因がハッキリしないまま送ることに抵抗があったのと俺レベルの過疎配信者でも数は少ないまでもリスナーから好意があります的なDMが届くときがある。
リスナーということもあり無下にできないため届いて一番迷惑なDMだとわかっているから余計に送ることに抵抗があった。
結局DMを送らないまま、仕事が忙しかったこともあり日々の生活でエミーのことを思い出すこともなかったため、あの日の感情は原因不明のまま数日が経過した。
ほどなくして俺が配信してたときにコメント欄に「初見です」って言葉と共にエミーのアイコンが突然現れた。
「ツイルーム」では初めて枠に行ったときに「初めて枠を見に来ました」の意味の「初見です」とコメントする風習があり、面白い面白くないは別にして「食券です」「車検です」とか初見なのに「覚えてますか?」など定番と言っていいほどの入り方がある。
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