第3話
エミーの配信は、毎日あるわけでもなく、TVのドラマみたいに決まった日時があるわけでもない。
つまりエミーが配信しよって思わなければ聞くことが出来ないし、そのタイミングに自分が合わせられなければ次の配信までひたすら待つしかないのだ。
配信を知らせてくれる通知機能はあるのだが、目覚ましのタイマーみたいに起こすことを目的としないため、うっかり寝てしまっていたら気付かない。
リスナーは常に受け身なのだ。
また、配信アプリは大手と言われる同時閲覧数が3桁4桁行かないレベルの配信者は全体的にリスナーのほとんどが異性であることが多く、少人数であればある程配信者とリスナーの距離感が近いためガチ恋するリスナーが誕生しやすく、まさにエミーの枠がそうだった。
しかし、ガチ恋勢まではほど遠く、毎回配信に行くヘビーリスナーでもない俺はエミーの配信通知が来ても自分の配信を楽しんでいて配信者とリスナーの関係ではなく配信者同士の関係だった。
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