2.恩師は無茶ぶりがお好き「思いついちゃったんだもの」

 ベルテの研究室の扉は、やはり開いていなかった。今朝もマリィがいちばんのりだ。

 預かっている鍵を使って魔術錠を開錠すると、無人の研究室の中に入る。差し込む朝日にきらめいているのは宙を舞う微細な埃だと知っているけれど、それでもその反射はいつ見たって美しい。

 プロジェクトは、主に学院にあるベルテの研究室と隣に付属している実験室で行われている。

 朝の九時が出勤時間で、まず本日の予定を確認するための全体ミーティングをしてから個別の部門ごとのミーティング、そして作業。総合実験がある場合にはもう一度昼食後に前回からの仕様変更点等の確認を含めた実験手順確認のミーティングと実際の実験、それを受けてのデータ解析、次回への問題点と改善可能点の洗い出しが行われる。遅くとも夜の七時には解散だ。

 学生時代から引越しをしていないため、マリィの家は学院から地下鉄で一駅ととても近い。そのため、早めに家を出て、近所のベーカリーでサンドイッチを買って、誰もいない研究室でコーヒーを淹れ、優雅に朝食をとることにしていた。

 学院の三年次からは研究室のゼミに所属するため、この研究室のどこに何があるかは把握している。勝手に部屋の隅のコーヒーメーカーを起動させ(マシンは魔動と科学で動いており、過去のゼミ生の自作だ)、手にしていたサンドイッチの紙袋は部屋の中央にある学生用の大テーブルの上に置く。コーヒーが入るまでの時間でベルテの机の上の花瓶の水を取り替えるのももう習慣になった。

 時刻は八時を回ったばかり。いつも二番目に到着するベルテだって、あと三十分は来ない。そう思い込んでいたマリィは、すっかり油断していた。

 いつも通り祖母から教わった歌を口ずさみながら、花瓶の水を捨て、新しい水を注ぎながらしおれ始めてしまった花に触れる。花がわずかに色鮮やかさと張りを取り戻したことに目元を緩ませたときだった。

「おはようございます、マリィさん」

 背後からかけられた低く艶やかな声に、息が止まるかと思った。ついでに花瓶を流しに落としかけて、あわてて手に力を込める。

 弾かれたように振り返ると、困ったように笑っているシリウスが立っていた。

 白銀の髪が朝日にきらめき、それなのに藍色の目が夜の気配を残しているみたいで――今日も文句なしの美形だった。

「すみません、驚かしてしまいましたか?」

 ジャケットをこなれた感じに着こなしたシリウスがこちらを気遣うように首をかしげる。

「……いえ。シリウスさん、き、今日はお早いんですね」

 彼は絶対に遅刻しないが、こんなに早く来ることもない。きっちり始業十分前に到着する。

 心臓が早鐘を打つ。昨晩彼のことを好きだと自覚したせいか、いつもよりも激しくばくばくいっている気がする。手のひらに変な汗がにじむ。

「ええ、今日は早く目が覚めてしまって。たまには朝の散歩をしがてら出勤してもいいかな、と思って家を出たんです」

 シリウスは目を泳がせているマリィに、にっこりと笑いかけた。

 破壊力抜群である。たぶん今、自分はいちど死んだ。それぐらいの破壊力だった。

「朝食はカフェでとろうと思ってたんですけど、途中でおいしそうなベーカリーを見つけたんで、サンドイッチを買ってしまいました」

 彼が掲げて見せた手には、マリィの家の最寄り駅よりひとつ遠い隣の駅のベーカリーの紙袋。マリィの家の近所にあるベーカリーもおいしいが、そこのパンもなかなかおいしい。そちらに用があるときには、わざわざ立ち寄ることにしている。

「そこのパン、おいしいですよ」

 いつもはほとんど自分から話をしないマリィがぽろりとこぼした言葉に、シリウスが目を見開き、すぐに花が咲きほころぶような笑みを浮かべた。

「そうなんですか。じゃあ僕の勘もあながち役立たずってわけじゃないみたいですね」

 ほんと、笑顔がまばゆすぎて焼き尽くされそうなんですけど。

 そんなマリィの内心の独白はもちろんシリウスには伝わらない。彼はうれしそうにこちらに話しかけつづける。

「マリィさんはいつもこんなに早いんですか?」

 そう言いつつ、彼はテーブルに置かれたマリィの朝食に目をとめた。

「朝食、ごいっしょしても?」

「……もちろん」

 むしろ「もちろん」以外の言葉を返す余地はあっただろうか。無理だ。マリィにはそんなことできない。

 手にしていた花瓶をベルテの机の上に戻し、ひとりひとつずつ食器棚に保管してあるマグカップの中から彼の分と自分の分を取り出すと、ちょうど出来上がったコーヒーを注ぐ。

「ミルクと、お砂糖は、いりますか?」

 たずねてみると、シリウスは首を横に振った。

「ありがとうございます。でも、ブラックのままで」

 うなずくと、マリィは彼の前にマグカップを置いた。自分のマグカップにはコーヒーメーカーに付属のミルクタンク――入れた牛乳が二週間は鮮度を保ち、それなのにボタンひとつで注ぎ口から出るときにホットミルクに変わるという優れもの――から牛乳をたっぷり注ぐ。砂糖は入れない。

「じゃあ、いただきましょうか」

 シリウスがにこにこしながら大テーブルを囲む椅子のひとつを引いて腰かける。と、マリィはここでとても大きな問題に直面した。

 え、どこに座ればいいのだ。

 この部屋にある机は、ベルテのものと学生用の大テーブルのみ。朝食をごいっしょすることを了承した自分にこの部屋を出て行く選択肢はないし、さすがに恩師の机を勝手に使うわけにもいかない。いつもは大テーブルをひとりで使っているのだが、いっしょに朝ごはんを食べるのに離れた席に座るのも変な話だ。

 向かいか隣が自然な選択だろう。

 どちらもハードルが高い。

「マリィさん?」

 固まったまま動かなくなったマリィに、シリウスが不思議そうに声をかけてきた。

 ええい。覚悟を決めてマリィは彼の隣の席に腰を下ろした。彼の顔がばっちり見える位置に陣取るより、隣のほうがいい。たぶん。

 それに昨晩の占い師も物理的距離を縮めろと言っていた。お向かいよりも隣の方が、若干近い。

「いつも、朝食はここで?」

 問いかけてきつつも、サンドイッチを一口かじったシリウスが「確かにおいしいです」と笑み崩れる。

 自分もサンドイッチをかじったところだったマリィは、こくりとうなずくことで返事にかえた。

「ふふ。早起きして、得をしました」

 そんなにサンドイッチがおいしかったのだろうか。首をかしげつつ、ちらりと彼の顔を見上げると、これまで見た中でいちばんきらきらした笑顔の直撃を受けた。

「マリィさんと朝食をごいっしょできるなんて、すごくうれしいです」

「………」

 どうしよう。この時間が終わるまで心臓がもつ気がしない。

「それに、かわいらしい歌声も聞けましたし」

 そう続けられて、一気に顔に血が上る。

「き、きききき聞いてたんですか?」

 羞恥のあまり涙目になったマリィに、シリウスは申し訳なさそうに眉を下げる。

「すみません、そんなに恥ずかしがられるとは思わなくって。僕はとってもかわいいと思ったんですけど――はい、聞いてしまいました」

 ごめんなさい、と素直に頭を下げた彼に、今度はあわてふためく。

 誰も来ないと思い込んでいた自分の落ち度なのに、相手に頭を下げさせてしまった。

「ち、違うんです。恥ずかしかっただけで、忘れてほしいですけど、でもシリウスさんは悪くなくって」

 あたふたと言い募れば、シリウスは困ったように首をかしげた。

「うーん。忘れるのは無理です」

「!」

「マリィさんの周りがきらきら虹色に光って、とてもきれいでしたから」

 ああそういう意味でか、とマリィは少し落ち着く。ちょっと残念な気もしたが、それはきっと気のせいだ。

「あれ、魔法ですか?」

「魔法、というほどのものではなくて、祖母から教えてもらった、花を長持ちさせるおまじない、です」

「マリィさんのおばあ様は、あの大魔女サラ様でしたよね?」

 問いかけに、マリィはうなずく。

 魔女や魔法使い、というのは魔術師とは別種の生き物だ。もちろん錬金術師や科学者とも違う。

 妖精や精霊に溺愛され、自身も彼らのように膨大な魔力を持ち、世界を巡る魔力も自分のもののように扱い、ほとんど望んだだけでありとあらゆる願いを――時に世界の理を捻じ曲げても――叶える、反則的な存在だ。

 ただ、それゆえ魔法の取り扱いは本人たちにも難しく、自分で扱える以上の魔法を使って破滅する者も多いし、精霊や妖精に見初められてさらわれる者もそれなりにいる。もちろん、そんなことにならないよう、魔女や魔法使いは自身の属するコミュニティの中で幼い頃から魔法の訓練をする。だが、そこで学べる知識は感覚的で実践的なものばかりだ。自分たちの力が世界とどう関わっているのか理論的に理解しようとする魔法使いや魔女は少ない。マリィのように学院の扉を叩く者はさらに少ない。

 ゆえに彼らのコミュニティは閉鎖的で、外の者にはわからないことが多い。そんな状況の中にあっても「大魔女」と世間に認知されるほどマリィの祖母サラは並外れた魔女だった。

 若い頃の彼女はいつだって精霊や妖精の王たちを身近にはべらせ、望めばどんな奇跡でも起こしたと伝説のように語られている。本当のところはどうだったのか、と本人に訊ねたこともあるが、笑うばかりで答えてもらえたことはなかったけれど。

 そんな祖母の娘であるマリィの母は、祖母ほどではないが優れた魔女だ。コミュニティのまとめ役として、良き指導者として、多くの魔女たちに敬愛されている。

 そしてその娘である当のマリィは、といえば極めて平々凡々――むしろ落ちこぼれの魔女だった。祖母や母と同じなのは、金色の髪とエメラルド色の目だけ。おそらく、コミュニティの魔女たちを失望させたはずだ。誰も口にしなかったけれど、誰もが祖母や母の後継者を望んでいたのだから。そんな周囲の目が気にならなかったと言えば嘘になるが、今となっては平凡に生まれついてラッキーだった、と思っている。自分は指導者や、ましてやカリスマといったガラではない。

 わかりきっていて、納得したことだった。それなのに、今、シリウスの口から祖母の名が出たことに胸が軋みを上げている。

 理由は明快。

 彼が自分に好意的なのは「サラの孫」だからなのかもしれない、と思い至ってしまったから。

 彼が興味をもったのはあくまでも「サラの孫」で、「マリィ」ではないのかもしれない、と思い知るのが嫌で。

 顔を曇らせたマリィに気づくことなく、シリウスは目を細める。

「ふふ。伝説みたいな方だと思っていたんですけど、マリィさんにとってはただの大好きなおばあ様なんですね」

「ん?」

 話が、予想していたのとは違う方へ転がっている気がする。

「歌ってるときのマリィさんの横顔、とってもやさしかったです。それはおばあ様との思い出がきっと素敵なものだからでしょうし、教えてもらったと口にしたマリィさんはうれしそうでしたから」

 彼の藍色の目がいたずらっぽく輝いた。

「僕はサラ様に感謝しなくては。サラ様がマリィさんに教えてくださったおかげで、あんなにかわいらしくてきれいな歌を聞けたんですから」

「な」

 蒸し返され、マリィの顔が真っ赤になる。

 あのまま、シリウスは祖母のことを根掘り葉掘り訊いてくると思ったのに。なんで話が戻るのだ。

 そんな彼女に向かって、彼は笑顔のまま首をかしげた。

「よろしければ、今度は盗み聞きではなく、きちんと聞かせていただけますか?」

「は、恥ずかしいからダメです!」

 そんなことをしたら息の根が止まるから絶対にダメだ!

 ぶんぶんと大きく首を横に振ると、この会話を終わりにするべく、手にしていたサンドイッチに大きくかぶりつく。

「残念です」

 しゅん、と眉を下げてから、シリウスは改めてまた笑顔になった。

「あ、マリィさん、ソースがついていますよ」

 今食べているサンドイッチにはマヨネーズと粒マスタードを混ぜ合わせたソースが使われている。あまりに大口を開けて食べたせいでくっついてしまったらしい。

「―――――っ」

 どこですか、とマリィが聞き返すよりも早く、伸ばされた長い指が彼女の唇の脇をすっとなでた。指先についたソースを、シリウスはそのまま舐めとってしまう。

「あ、すみません。ちいさい頃妹にやっていたくせで、つい」

 目を見開いて硬直したマリィに、シリウスは照れたように言いつのった。

 妹、妹か。うん。なんとも言いがたい気分だが、まあ、うん、妹相手の行いだと思えば、ああでも――。

「私、妹さんじゃ、ない」

 ぽろっと自分の口からこぼれ落ちた言葉に、あわてふためく。

 わああああああ何言ってるの自分ねえ何言ってるの自分! なんでそんなこと言ったの自分んんん?

 心の中で絶叫するマリィの隣で、なぜかシリウスまで顔を青くしてあわてふためき始めた。

「も、もちろんです! マリィさんはもう立派な女性ですし、僕はなんてことを」

 ちょっと浮かれてしまっていて、という彼の言葉は混乱の極致にあったマリィの耳には届かなかった。

 さらに、がらりと勢いよく研究室のドアが開いてマリィは比喩でなく椅子から飛び上がる。

「んー、なになに、いっしょに朝ごはん食べてたの?」

 仲良しさんだねぇ、とのんびりとした口調で話しかけてきたのは、この部屋の主――魔術の大家であり、マリィの恩師であるベルテだ。壁の時計を見れば、いつの間にか彼が出勤する時間になっていた。

 小柄でやせ気味の体躯、真っ白な髪は首筋で切り揃え、いつもほほえみを浮かべた口元にも整えられて両端がくるんと跳ね上がった白い髭、黒縁眼鏡の奥の知性を感じさせる紫の目、糊の効いた襟付きシャツとループタイとベストにジャケット、アイロンできっちりセンタープレスされたパンツ、手にはステッキ――今日も「善き教授」という学生たちのあだ名にふさわしい姿だ。

「先生、驚かさないでください」

 シリウスが苦笑を浮かべる。マリィ同様ベルテのゼミ生だっただけあって、ベルテとのやりとりもずいぶんと気安い。

「そうは言ってもねぇ、ボクはいつも通り来たし、そもそもここ、ボクの部屋だしねぇ」

 にこにこ笑いながら部屋の中に入ってきたベルテは、大テーブルの上に置かれたサンドイッチの残りに目をとめて瞬きをした。

「キミたち、おいしそうなもの食べてるねぇ」

 何を隠そう、齢七十近いベルテだが、彼はたいそうな食いしん坊だ。マリィは彼が「お腹いっぱい」と言っているところを見たことがない。

「もらってもいい?」

「ダメです」

 ベルテの視線の先にある自分のサンドイッチをつまみあげると、シリウスはゆうゆう食べきった。

「シリウスくんはあいかわらずだねぇ」

 残念そうに眉を下げた師に、マリィは自分が手をつけずにいた残りのサンドイッチを差し出した。

「先生、どうぞ」

「え。マリィさん、食べないんですか? あれしか食べなかったら身体に悪いですよ――って先生!」

「んー、ありがとね、マリィくん」

 さっそくもしゃもしゃとサンドイッチにかじりついたベルテは極めて幸せそうだ。

「本当によかったんですか?」

 こそっと耳打ちしてきたシリウスから逃げそうになる身体を「物理的距離」と自分に言い聞かせることでなんとかその場にとどめ、マリィはうなずく。

 今朝はいろいろありすぎた。正直食欲も失せた。

「あ、そうそう」

 あっという間にサンドイッチを片付けたベルテが、ぽんと手を打つ。

「今日のミーティングで発表するつもりなんだけどね」

 なんだか嫌な予感がして、マリィは口元をハンカチで拭いつつ髭の形を整えている恩師の顔を凝視してしまった。

「人工精霊の合成なんだけど、今まで仕上げは日光を使った術式を採用してたんだけど、月光による術式も試してみたくって。ちょっとしばらく泊り込みで作業したいなぁって思ってるんだ」

「え」

「えー、先生、あいかわらずいきなりそういうこと言い出すのやめましょうよ」

 一言つぶやいたきり固まったマリィと違い、シリウスは片眉を持ち上げて軽い調子で師を非難した。

「だって、昨日の夜、お風呂の中で思いついちゃったんだもの」

 対するベルテはベルテで軽い調子の返事をする。もういい年なのに「だもの」なんて言っても許される教授は、マリィの知る限り彼だけだ。

「もちろん、どうしても無理だったらいいんだけど」

 そんなこと言いつつ、たぶん共同研究者たちが断るなんて、ベルテは思っていない。彼の気まぐれはいつものことだし、それが許されてきたのは彼自身が極めて有能だからだ。

 ああでも、今でさえシリウスといっしょにいると疲労困憊だというのに。これで四六時中いっしょにいることになれば、マリィはどこで息抜きをすればいいのだ。

 もうここはどんな荒唐無稽な理由だろうとでっちあげて夜は家に帰るべきでは? 己の心身の健康のためにはそうすべきでは?

 え、もしかして占い師はこれを予見していたのか? 犯罪を起こさなくてもベルテの気まぐれで引き起こされる、この「一つ屋根の下」状況を?

 むーーりーー。こんなの絶対にむーーーりーーー。

「ボク、久しぶりにマリィくんの謎シチュー食べたいなぁ」

 そんなマリィの内心を読んだように、ベルテはとんだキラーパスを投げてきた。

「うえっ?」

 思わず奇声を発してしまう。

「謎シチュー? マリィさん、お料理なさるんですか?」

 さらにシリウスまで食いついた。

「え、え、あの」

「マリィくんの料理、おいしいんだよー」

 先生め余計なことを、と思ったが、もう遅い。シリウスの藍色の目がきらきらした。

「わあ、そうなんですね!」

 ちょっと目を伏せて、はにかむように笑う顔は端正なのにどこかかわいい。

「僕もご相伴に預かっても?」

「……もちろん」

 むしろ「もちろん」以外の(以下略)。

 敗北感に打ちひしがれて机に突っ伏したマリィと、喜びに見えない尻尾をぶんぶんと振っているようなシリウス。ふたりの弟子を見つめ、ベルテはうんうんと満足げにうなずいた。

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