第84話 夕飯中も戦い

家に着き俺は夕飯準備を始める

みんなにはリビングで休んでもらっている

今日はデミグラスハンバーグとポテトサラダを作る

ハンバーグは全て手作だ

ハンバーグを焼きポテトサラダを作り盛り付けてデミグラスソースをかければ完成である

「皆さんもうできるんで運んでください!」

リビングにいるみんなに声をかける

最初にナユタさんが来る

「最初にごはんを好きなだけよそってもらって、このお皿と一緒に持って行って下さい」

そう伝えてハンバーグとポテトサラダを盛った皿を並べる

「美味しいそう!」

ナユタさんが嬉しそうに持っていき

それに続いて全員がリビングに皿を運び俺は最後に割り箸と紙コップを運び全員に配る

全員のコップに冷たいお茶を注ぎ席に座り全員に声を掛ける

「では皆さん食べましょう!手を合わせて下さい!」

みんなが手を合わせるのを確認し

「いただきます!」

食べる前の挨拶をする

「いただきます!」

俺に続いてみんなが挨拶をする

そして始まる食事タイム

Vtuberの3人は食べる前に写真を撮ってTwitterに投稿してる

みんなが俺の作ったものを食べて笑顔になっている、嬉しい

大勢で食べるご飯も新鮮で良いな

幸せを感じていると

「タルルちゃん、すごく美味しいよ!こんな食事を毎日を食べたい…」

ナユタさんが言う

「ナユタちゃんがこの子を落とせたら毎日食べれるよー」

雫姉が俺の頭を撫でながら言う

やめて!ウィッグがズレるから!

「頑張って落としてみせます!」

そう言いながら俺を見るナユタさん

その視線はまるで獲物を狙うライオンのようだ

「Vtuberになってからモテモテだね

ナユタちゃん、ライバル多いと思うけど頑張ってね マナちゃんとシノちゃんはどうなの?」

雫姉が2人に目線を向ける

なんか恋バナが始まった!?

「雫姉、恋バナは夜にお願い!」

俺は聞いてられなくなり頼み込む

そんな俺を見てマナさんとシノさんがニヤリと笑う

「実は私もタルルちゃん良いなって思ってます!」

マナさんがハッキリと言う

「タルルには私のお嫁さんになって欲しい」

シノさんも続いて言う

生まれてから今まで女性にモテたこと無かったのでどう反応すれば良いか分からず戸惑う俺

「誰がタルルちゃんの心を射止めても恨みっこ無し!」

「ええ!」

「真剣勝負!」

3人が火花の散らす中、俺は食事に集中するのだった

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