第35話 Vラジを聞くだけの簡単な作業

Vラジ開始まであと10分

俺は出演する2人にメッセージを送ることにした

個別に同じ内容のチャットを送る

Vラジに出演するみたいですね!私は今日は放送を休む日ですのでラジオ枠で待機中です!応援してますので頑張ってください!

送るとすぐに既読がつき返信がくる

先に返信が来たのはナユタさんで

聞いてくれるなんて嬉しいよ!タルルちゃんのために一生懸命やるね!

なんか重大発表があるみたいだから楽しみにしといて!

との返信だった

次はマナさんだ

タルルちゃんが聞いてると思うと緊張しちゃうけど頑張るわ、私たちの言葉を一言も聞き逃さないでね

2人とも流石だ緊張している感じがしない

待つこと数分、ラジオがスタートした

「始まりましたVtuberラジオ略してVラジのお時間です 本日の司会は私、みんなのお姉さんVtuberマナと」

「Vtuberのナユタです!みんな、今日は最後に重大発表があるから最後まで聞いてね!内容はまだ知らされてないけど重大発表と書かれた封筒あるから最後に読むよ!何か楽しみだね」

「そうね、ナユたん今日はいつもよりテンション高くない?何かいいことあったの?」

「わかる?そうなの実はね放送前に

タルルちゃんから応援メッセージを貰って、このラジオ聞いてくれるんだって!」

「それでテンション高いのね、実は私にもメッセージ来たの」

「そうなの!? 私だけかと思った…」

「タルルちゃんはみんなに平等に優しいのは分かってるでしょ?」

「そう!タルルちゃんは優しすぎ!」

マナさんとナユタさんが熱弁してる

恥ずかしいからやめてください…

「タルルちゃんの話はここまでにして、最初のコーナーから始めるよ」

「うん!」

そこからVラジで定例となっている

ラジオドラマを2人が演じ、それが終わるとVライバー所属Vtuberのグッズ紹介が行われる

「じゃあ最後にこの重大発表の封筒ねナユたんお願いできる?」

「うん!重大発表なにかな?」

ついにきたか、ナユタさんがガサガサと封筒を開ける音が聞こえる

「紙が1枚入ってるね 読むよ」

「お願い」

「えーっと、Vtuberの立花ルルが

Vライバーに所属することが決定しました!? う、嘘!?」

「タルルちゃんが!?」

いい反応をする2人

リスナー達もその発表に驚きを隠せていなかった

「今まではタルルちゃんはフリーのVtuberさんだったからコラボに誘うのも躊躇してたけど、これからはコラボし放題!? 同じVライバーに所属してるならいいのね?ね?」

ナユタさんは興奮しすぎている

「ナユたん落ち着いて、確かに今までよりコラボはやりやすくなるわね」

「タルルちゃん!約束してた歌枠、

タルルちゃんVライバー所属記念ってことでやろうね!」

「それ、いいわね! ということで

重大発表はタルルちゃんがVライバーに所属するということでした!」

「これからのタルルちゃんの活躍に期待ってことで、Vラジの終了時間になりました!」

「本日の司会は私、Vtuberのマナと」

「Vtuberのナユタでした!リスナーのみんなバイバイ!」

こうして、タルルがVライバーに所属することがVラジにて発表されたのだった

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