第29話 2人目はお姉さん

ナユタさんからの通話を終えてすぐにまた通話がかかって来た

「みんな2人目がもう来てくれたよ! 誰かな?」

誰だ!? ナユたんの後はマナさん

じゃない? はぁはぁ、こんなにすぐに他の人のてぇてぇの聞かされて尊死んじまう

と盛り上がるリスナー達

「みんな出るよ もしもし?」

「タルルちゃんチャンネル登録者数50万人おめでと!お姉さんがお祝いに来ました!」

「マナ来てくれてありがとう!でもさ呼び捨てで良いっていつも言ってるじゃん 私たち付き合ってるんだよ?」

「ごめんねタルル お姉さんでも呼び捨ては恥ずかしいの」

マナさんは恥ずかしいと言っているが余裕がありそうだ

「これからは絶対に呼び捨てしてよね! とりあえず自己紹介お願い!」

「分かったわタルル リスナーの皆さんこんばんは! みんなのお姉さんVtuberのマナです」

「マナ昨日は大丈夫だった?放送中にお茶こぼしちゃったんでしょ?」

「何で知ってるの!?」

驚くマナさん

「恋人の放送はチェックするに決まってるじゃん マナはお姉さんVtuberなんだからもっとしっかりしてよね!

でもそんなおっちょこちょいマナも好きだけどね」

「え?あ、その…///」

マナさんの今までの余裕がなくなり照れているのが通話でも分かる

こんなに照れるマナさん初めてじゃね? 普通に可愛い いつもの余裕がタルルに剥がされたw マナさんの意外な一面を知ることができた、タルルに感謝する

リスナー達も驚きつつもそんな意外な一面に喜んでいる

「もー、そんなに照れちゃってマナ可愛すぎ!」

「ち、ちがうの!照れてたわけじゃなくて!」

「違うの? 本当に?」

「て、照れました…」

認めるマナさん

「普段のお姉さんのマナも良いけど

こんなテレテレのマナもいいね みんなもそう思わない?」

激しく同意! 思う! 

多くのリスナーが同意する

「もー、みんなそれぐらいで許して!

タルル、恐ろしい子…」

「すいません調子に乗り過ぎました

お詫びに一つお願い聞くんで許してください」

「本当?」

「出来ることなら」

「じゃあねー、私への告白をもう一度して!」

ナユタさんと同じことを…

意地悪したことへの仕返しか

「いいですよ 言いますね」

「うん」

「マナさん、貴方はみんなのお姉さんとして一人で色々頑張っていますが、そんな頑張り屋な貴方を支えさせてくれませんか?」

「キュン」

「マナさん?」

「タルルは私をトキメキ死させたいの?」

「そんな!私はマナさんとずっと一緒にいたいです!」

「キュンキュン もう許してタルルちゃん このままじゃ私がもたないわ」

そんなやり取りを聞いてるリスナー達は タルマナありやな ナユたんには悪いがこれも… てぇてぇすぎてやばい

「マナさんの意外な一面を見れて嬉しかったです!」

「タルルちゃんには敵わないわ、今まで隠してきたのになー」

「ご、ごめんなさい…」

「ううん、いいの いつかはバレるだろうし、タルルちゃんともっと仲良く慣れたと思えば問題ないわ」

「マナ、ありがとう これからもよろしく」

「急に戻ったわね、こちらこそこれからも仲良くしてね じゃあそろそろ通話切るね タルルちゃん、リスナーのみんなもバイバイ」

「バイバイ!」

マナさんが通話を切る

「ナユタさんに続いてマナさんも来てくれました!嬉しいな もう1人くらい来てくれないかなー」

そう話しているとパソコンに反応がある、3人目の人が凸に来てくれた

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