第28話 凸待ち開始と1人目

ついに凸待ち配信の時間となった

まずはリスナー達に今回の凸待ちの説明をする

「みんな今回の放送も来てくれてありがとう! 今回はチャンネル登録者数が50万人を突破したのでみんなからの要望が多かった凸待ちをやります! 今回は普通の凸待ちとは少し違うよ

凸に来てくれた人と私は恋人って設定で会話してその人の可愛いところをみんなに聞いてもらおうって思います!」

説明するとリスナー達はてぇてぇ凸待ちの意味に納得をしたみたいだ

神企画じゃねえか! 

たくさんのVtuber来て欲しいな!

俺達の妄想の手伝いをしてくれるのか!

喜んでもらえて良かった

「でもごめんね、私ってソロのVtuberでまだ、他のVtuberさん達と仲良くなれてなくて…だから人数には期待しないでね」

その言葉にリスナー達は

凸無くても最後まで付き合うよ!

タルルがいればそれでいいさ

間違いなくナユたんは来るだろう、

タルル大好きだし!

とコメントしてくれた

「ありがとうね!ナユタさん来てくれると嬉しいなー では凸待ちを開始します!」

タルルの宣言で凸待ちがスタートした瞬間だった

「あ!もう凸来た!」

その早さにリスナー達も驚く

はや! 誰だ!? 凸0回避!

通話を繋げる

「もしもし?」

「タルルちゃん!チャンネル登録者数50万人おめでとう!」

ナユタさんが来た

「ナユタが隣に居て支えてくれたからここまで頑張ることが出来たよ、ありがとう」

今は恋人って設定の為タメ口で話す

「い、今 ナユタって…タルルちゃん嬉しい」

「どうしたんだいナユタ、いつも通りタルルって呼び捨てでいいんだよ?」

「そ、そうだねタルル///」

照れるながら言うナユタさんが可愛すぎる

リスナー達も同じ気待ちみたいでこんなコメントを書き込んでいる

これは間違いなくてぇてぇ

てぇてぇすぎる!

ナユたん可愛すぎ

「みんなもうわかってると思うけど

一応自己紹介お願いしようかな?」

「そうだね!Vtuberのナユタです

タルルの恋人になれると聞いてお祝いに来ました!」

「ふふっ、ナユタは正直者だね

そんなところも好きだよ」

「タルル/// 私も好き」

「お祝いに来てくれたナユタへのお礼としてナユタの言う事を一つ聞くよ」

「本当!?」

「本当だよ」

「少し考えさせて!」

「お手柔らかに頼むよ」

ナユタさんが唸りながら考えている

「決めた!」

「うん、何かな?」

「タルルからの告白のセリフをもう

1回聞きたい!」

「え!?」

そのセリフにリスナーが歓喜している

それ聞きたい! NICEナユたん!

何て答えるんだタルルw

告白なんて今までしたこともなければされたこともない

なんとか乗り切らねば…

「ナユタも人が悪いな、こんなところで言わせるなんて 言うからしっかり聞いててね」

「うん! 録音オッケー!」

「ナユタ キミの笑顔が好きだ 君の笑顔が私に元気をくれた 君の笑顔を自分だけのものにしたい だから君の全てを私にくれないかな?」

「私の全部あげちゃう!」

ナユタさんが嬉しそうに叫ぶ

リスナーからは お幸せに という

メッセージが多く送られて来た

「タルルからの告白を聞けて録音も出来たし、これ聞いて今日寝るね!」

「ナユタ、しっかり毛布掛けて寝るんだよ おやすみ、今日はありがとう」

「うん! リスナーのみんなもバイバイ!」

ナユタさんが通話を切る

「1人目ナユタさんが来てくれました! ありがとうございました!」

凸待ち配信はまだまだ続く

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