第27話 ナユマナに相談

凸待ち放送が確定してからすぐにナユタさんとマナさんとのグループチャットにて2人に相談する

「少し相談していいですか?」

書き込むとすぐに返信が来る

「タルルちゃん!皆まで言わなくていいよ!凸待ち関係でしょ?」

ナユタさんが書き込む

「そうなんですよ!凸待ちすることになったんですけど初めてで何をすればいいのか分からなくなってしまって」

「なるほどね、タルルちゃんは凸待ちでなにが大切だと思う?」

マナさんに聞かれる

「来てくれる人数とかですか?」

「それも正解だとは思うけど、それだけじゃないと私は思うんだ たとえ来てくれる人数が少なくてもリスナーさん達の記憶に残るような放送にするのが大切だと思うんだ」

「リスナーさん達の記憶に残る…

そうでした!これはリスナーさん達に感謝を込めての配信、他の人がやらないような凸待ちにします!」

凸待ちは来てくれる人数が重要だと思っていた俺にマナさんが本当に大切な事を教えてくれた

Vtuberを好きな人たちへの恩返しはVtuber関連でしか返せない

俺の妄想力を使う時が来たか

「てぇてぇ凸待ちなんてどうですかね?」

「「てぇてぇ凸待ち?」」

ナユタさんとマナさんが聞いてくる

「2人は恋人って設定で来てくれた人と会話する凸待ちです 好きな人と話している人って可愛いじゃないですかだから尊いの意味を持つてぇてぇを使ってます」

何度Vtuberと付き合えたらって思ったことか…

そんな妄想を凸待ちでやろうというとんでもない考えだ

「つまり凸に来た人がタルルちゃんと恋人の会話できると?」

「はい」

「神企画! 絶対に1番に行く!」

ナユタさんが喜んでいるスタンプを連打する

「へえ、そういうのは今までなかったわね 面白そう!」

マナさんにも好評みたいだ

「ナユタさん、マナさん相談に乗ってくれてありがとうございました!」

「ううん!タルルちゃん、もっと頼って欲しいな!!」

「そうそう、私たちはタルルちゃんの味方だからね Vライバーのみんなにも予定聞いてみるよ!」

ナユタさんに続いてマナさんが書き込む

「てぇてぇ凸待ち頑張りますので来てくれると嬉しいです」

「2人とも行くに決まってるじゃん!ね?マナ?」

「そうね、タルルちゃんと恋人気分を味わえるなんて行くしかないわ」

「ありがとうございます!」

凸待ち配信…どうなるんだろうか…

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