report 大神町


 県北の平野部に所在する。人口は一万人弱の小さな町である。

 記録が乏しく、いつの時代かは判然としないが、この町の四津と呼ばれる地域では、飢饉や日照りの際に生け贄を神に捧げる風習があったのだと言われている。

 生け贄に用いられたのは、牛や馬などの家畜であったとされており、町の工事現場ではこれらの動物の骨がときおり発見されている。

 かつては、そうした動物たちを供養するための塚が町中にいくつか存在したらしい。

 また、この町では一九九二年と二〇〇五年の短い期間に、相次いで複数名の中学生が自殺をはかるという事件が発生している。

 二〇〇五年の生存者の証言で、“青い鯨”と似た自殺ゲームが原因であるとされているが、その詳細は明かされていない。

 因みに、国会議員の湯崎瀬緒の生まれ故郷でもある。





 危険度ランク【D】

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