report 楝蛇塚
広大な田園地帯にぽっかりと浮かぶ桜の木に囲まれたこの塚は、鬼門の方向を示す目印なのだという。
この鬼門の方角から“カカショニ”と呼ばれる怪異がやってくるのだと、蛇沼一帯では今も信じられている。
そして、もうひとつ、この塚にまつわる伝承がある。
それは今から遥か昔の江戸時代。
藩により蛇沼一帯で新田開発の計画が持ちあがった時の事だ。
この頃の蛇沼一帯には大きな湿地が広がっており、恐ろしい大蛇が棲んでいたのだという。
大蛇は毒を吐き、お陰で沼地に近寄る事すらできない。
そこで藩の命を受けた
禎興は三日三晩の死闘の末に大蛇の頭を切り落とし、それを埋めたのが楝蛇塚なのだといわれている。
危険度ランク【C】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます