第2章「侵略者によって地球人は絶滅する」
目を覚ましたきっかけは嗅覚に心地よい刺激を受けたからだ。
起き上がって目を擦りながらリビングに行くと、見慣れた後ろ姿がキッチンの前で慌ただしく動いている。
動くたびに一つにまとめた髪が振り子時計の振り子のように右に左に揺れていた。
嗅覚を刺激していた正体はキッチンが発生源となっていた。
自然と呼吸をしていると、我慢できないように胃が準備運動を始める。
音は思いの外大きかったようで、キッチンの女性がこちらに振り返る。
「絵。起きたのね。朝ごはんもうすぐ出来るから……」
停止ボタンを押したように世界が止まり、世界は白一色に染め上げられた。
目を覚ましたきっかけは嗅覚に心地よい刺激を受けたからだ。
部屋は薄暗いが、カーテンで薄められた日差しが目から入り、頭を覚醒させる。
見慣れない部屋だが、子供時代の懐かしさを思い出した。
その原因は嗅覚を刺激する匂いだ。起きたばかりだというのに、お腹が空いていることに驚く。
こんなの、子供の頃以来だな。
絵は布団を畳んでから部屋を出ると、胃袋を心地よく刺激する匂いを辿っていく。
到着したのは見慣れないリビング。キッチンではこちらに背中を見せる女性がハミングを口ずさみながら、フライパンの柄を持って調理していた。
フライパンを持つ手が動くたびに、火にかけられた鉄板の上の食材から漂ってくる匂いに我慢できず、胃袋が盛大な音を立てた。
香織が手を止めて振り返る。
「あら、おはよう。もしかしてうるさかった?」
「いえ。そんなことはないです」
「よかった。もう少しでご飯できるから座って座って」
勧められたテーブルは四人が使えそうな丸テーブル。椅子が二つあったので下座に座る。
「何か食べれないものとかある」
「いいえ。ないです」
ここ二十年以上、好き嫌いを言えるほどの余裕はなかった。
「りょうかい。もう少しで出来るからね」
「何か手伝いましょうか」
あと少しで完成とは聞かされたが、流石に他人の家で座って待っているのは、どうも落ち着かない。
香織は顎に指を当てた。
「そうね〜じゃあお皿用意してもらってもいいかしら。ここの棚にあるから」
キッチンの戸棚に行き、二人分の食器を出してテーブルに置く。
「ついでにあの子達の分もお願い」
「あの子達? ああ猫達の食器ですね」
「猫達じゃないわ。あの子達よ。この世界では猫も人も平等な存在なの」
香織は揶揄うでもなく真剣な眼差しだったので、絵も納得する。
「分かりました。あの子達の食器も同じ棚ですか?」
「ええ。一番上の段に入っているわ。色分けされているからどれが誰のなのか一目でわかるわよ」
なるほど、きな粉色と白色そして灰色のお皿。昨日来訪したばかりの絵でもすぐに分かる。
「置き場所はどうします」
「私の隣にキナコとシラタマのをお願い。ワラビは空いているところで大丈夫」
言われた通りに置くと、椅子に座って香織の後ろ姿を何となしに眺めていた。
「で〜きた」
香織の完成を告げる声で背中から視線を外す。
「今日は焼き鮭とウィンナー、それに目玉焼き!」
香織はガスの元栓を閉めると楽しそうに料理を絵の前に並べてから、自分のところに置いていく。
「ご飯はどれくらいいる?」
「それくらい自分でやりますよ」
炊飯器の前に立った香織に立つのを止められる。
「最初くらい私がよそうわ。自分でよそうのは次からでどう?」
「じゃあ、お願いします」
さりげなく、居候が長期になる事が決定する。
よそってもらったお茶碗を受け取り、最後に味噌汁を貰った。
「先に食べてて。私はあの子達を起こしてくるから。あっ遠慮はなしよ。お客様であり家族なんだから」
それは気が早いのでは、とは流石に言えない。
猫達を起こしに行った香織がリビングを離れ、一人になったところで、二十年ぶりに小さな声でいただきますを口に出した。
今までは言わないでいたが、目の前の料理と作ってくれた人に感謝の気持ちを伝えたくなったのだ。
「ご飯よ〜。おはようキナコ。寝坊助シラタマもおはよう。用意できてるから先に行ってて。私はワラビを連れてくるから」
返事だろうか元気な鳴き声が聞こえて、二匹の猫がリビングにやってきた。
嬉しそうに尻尾を立てて入ってきたキナコだったが、先客を見つけた途端、あからさまに尻尾を垂らし睨みつけてくる。
シラタマはまだ居候が怖いのか、その場から動かなくなってしまった。
「みんなお待たせ。朝ごはんにしましょう……シラタマ、取って食われたりしないから大丈夫。キナコ、睨まない」
両手で抱えたワラビをテーブルに載せた香織が座ると、安心したのかシラタマもテーブルに上り、キナコも自分のお皿に盛られたキャットフードに視線を移した。
「それでは、いただきます」
香織が言い終わった直後、三匹の猫達は一斉に食べ始める。
最年長のワラビはゆっくりとした動作ではあるが、食欲は健在のようで、お皿から顔を離す様子はない。
シラタマは絵の事など忘れたかのように一心不乱に朝ご飯と向き合い、用意された二杯目も変わらぬペースで食べ進める。
キナコはというと、三匹の中で一番上品に一粒一粒噛み締めるように食べている。その仕草は見惚れるほど綺麗なのに、時々こちらを監視するように鋭い視線を向けてきて少し怖かった。
「塩加減どうかしら」
香織のおかげでキナコと交差していた視線を外す事ができた。
「ちょうどいいです。しょっぱくなく、それでいて薄すぎることもないですよ」
「いつもの加減だったけれど、お口に合うみたいでよかった」
壊れ物のように気遣われているが、それがとても暖かく、絵の心をほぐしていく。
「ごちそうさまでした。そういえば……」
完食してから鼻を触る。そこで初めて鼻の調子が良いことに気づく。
「絵は猫アレルギー?」
「ええ。子供の頃に近寄ったら、鼻がムズムズしてくしゃみが止まらなくなってしまって。今も続いている筈なんですが」
「この町の子達と触れ合っても猫アレルギーは発症しないのよ」
「そうなんですか」
「ええ。町の外から来た人で猫アレルギーの人がいたけれど、みんな症状出なくて嬉しそうにしてたわ」
香織はごちそうさまと慣れた所作で手を合わせると、食器の片付けを始める。
絵も自分の食器を流しに持っていくと、食器を加えた猫達もやってきた。
「今お茶を出すから、座って座って」
片付けを終えた香織のペースに逆らえず、椅子に座ると湯気を立てたお茶が置かれる。
絵は一口飲んでから自分の事を話す決心をする。
考えた結果、この世界の人なら信じてくれそうだし、結果として行動がしやすいと判断したからだ。
「夏梅さん。話しておきたい事があります」
「名前でいいわよ。私も絵って呼んでいるのだから」
「では香織さん。僕は地球人ではありません」
「どこの星から来たのかしら?」
「KA-15という星からです。ここに来た目的は絵を描くために」
説明しながら肌身離さず持っていたバックから愛用の道具を出していく。
骨のような鉛筆に透き通る白い肌のようなスケッチブック、そして赤い練り消しゴム。
「この通り、僕は鉛筆画を描いているんです」
「絵描きさんなのね。作品を見てもいいかしら」
絵はスケッチブックを香織に手渡す。
「あら破けてる」
「そこは失敗してしまって。気にしないでください」
「どことなく儚げだけど、しっかり自分を主張しているのね。この星に来たのはキナコ達を描くため?」
香織はキナコが描かれているページを開いて見せる。
「この星にはヒーローという存在がいると訪れた者から聞いたんです。それで興味が湧いて地球に来たんです」
「地球ではまだ他の惑星に行けないのだけれど、宇宙船か何かで来たのかしら」
「いいえ。KA-15は転送技術が発達しているので、これを使って来ました」
ポケットから取り出したのは長方形の板。
「あら、スマホにそっくり」
テーブルの上で一部始終を見ていたキナコとシラタマも絵の転送装置に注目する。
「スマホのように通話もメールも可能ですよ」
絵が操作していると突然キナコが威嚇の声を上げる。
スマホのカメラに当たる部分から目が現れたからだ。瞼が開くように蓋が上下に開き眼球がキナコを捉える。
威嚇されるのも無理はない。装置から覗く目は血管まで再現されていて人間の眼球を移植したようにしか見えなかった。
「すいません。ちょっと恐ろしい見た目ですが、これが転送装置になっていて、映し出された世界に一瞬にして行けるんです」
「誰でも使えるの」
香織が興味ありげに聞いてくる。
「使えません。転送できるのは一人だけで僕専用に設定されています」
「残念。あなたの星に行ってみたかったな」
力ない語尾から本気で残念そうに感じた。
ワラビが香織の方に首を動かす。
「もうそんな時間ね。絵、お話聞かせてくれてありがとう。キナコ、シラタマ、そろそろ出かける用意しましょ。ワラビ失礼するわね」
香織は一声かけてからワラビを持ち上げると、キナコとシラタマもテーブルから飛び降りた。
「絵はゆっくりしていてね」
「香織さん。キナコ達について行ってもいいですか」
キナコは自分の事ではないと無関心を装うようにリビングを出て行こうとする。
「もちろんいいわよ」
キナコの全身が逆立つ。不満を伝えようとしているのか、香織を見上げる。
「キナコの活躍を作品として残してもらえるなんて嬉しいわ。完成したら是非見せてね」
味方がいないことに気づいたのか、キナコの首が力なく折れた。
キナコ、シラタマが先に階段を降り、その後をワラビを抱き抱えた香織と絵が降りていく。
「すいません。キナコの機嫌を損ねた事をしてしまって」
「すぐに機嫌治るわ。あの子は気持ちを切り替えるのが得意だから」
「香織さんは猫の気持ちが分かるみたいですね」
「私は猫大好きな神様だから……なんて。冗談は置いといて。分かるわよ。ワラビはお気に入りのカウンターに行きたくてウズウズしているし、シラタマは緊張しているわ」
カウンターに置かれたワラビはそのまま糸玉のように丸くなった。
「キナコは警戒心が強いだけで優しい子だから、根気よく接してあげてね」
「心掛けます。気心知れた方がいい絵も描けますしね」
そう言い残して、先に外に出たキナコとシラタマの後を追っていく。
キナコは全速力ですぐに見えなくなってしまったが、シラタマが目印のように途中途中待っていてくれたので、ついていく事ができた。
まず訪れたのは小学校だ。校門前にキナコとシラタマが到着すると、常駐している警備員が快く開けてくれた。
キナコ達と一緒にいるからか、それとも香織が事前に連絡してくれたのか、絵も止められる事なく校内へ。
校庭に案内されると、小学生達が先生に引率されてやってきた。
一学年が校庭に集まったようで、他の学年の生徒も興味津々といった様子で窓から様子を窺っていた。
生徒達が集まったところでキナコとシラタマが登場する。
静かになった生徒達が歓声をあげると、途端にキナコが生徒達に向かって走り出した。
大声に驚いて怒りが湧いたのだろうか、止まる気配を見せずに突っ込んでいく。
四肢を動かすキナコの全身に雷が走り、徐々に大きくなっていき目も絡む光に包まれる。
落雷のような音と光が収まると、キナコは猫の姿からヒーローの姿に変身していた。
瞬く間の変わり身に生徒達の歓声も一際大きくなる。
絵の隣に立っていたシラタマもいつのまにか変身していたが、生徒達はキナコに夢中で気づいていない様子だ。
シラタマは慣れているのか、文句を言う気配は感じられないが、ストールは力なく垂れていた。
キナコは生徒達に気さくに挨拶したり握手したりすると、元々予定にあったのか徒競走が始まった。
最初は手を抜いていたように生徒達の後ろを走っていたキナコもラストスパートで本気を出したようで、グラウンドを駆ける両脚から雷が発生し、砂煙が巻きあがった直後には一位でゴールしていた。
生徒達はずるいずるいと詰め寄るもキナコのフェイスシールドに表示された表情はいたずらっ子そのものだった。
絵はその様子をスケッチブックに描いていく。完成までは描ききれないので、大まかではあるが記憶をコピーするように、筆を動かす。
シラタマは何をしていたかというと、生徒の一人を肩車していた。
チャイムが鳴り生徒達が帰っていくのを見送ると、キナコとシラタマは変身を解除した。
終わる間際から漂ってきた給食の匂いで、満腹になるまで食べたのにもうお腹が空いてきた。
胃袋を宥めながら小学校を後にすると、外で待っていた香織がこちらに手を振る。
バスケットを腕に提げた香織を見て、キナコとシラタマが走って近づいていく。
「キナコ、シラタマお疲れ様」
二匹は顎の下を撫でられ、幸せそうな表情を見せる。
「香織さん。お店の方はいいんですか」
「今はお昼休みなの。それで、これを持ってきたのよ」
バスケットから取り出されたのは、ラップに包まれたおにぎりが二つとたくあん。
「遠慮しないで食べて」
形は少し歪な三角形で、海苔も柔らかくなっているが、手作りならではの優しさみたいなものを感じ取れた。
「どうも」
香織は二匹をもう一度撫でると、名残惜しそうに立ち上がる。
「絵。私戻らないといけないの。キナコ、シラタマ。残りのお仕事頑張ってね」
香織は絵にスティック状の袋を渡すとひなたぼっこに戻っていった。
両手にお昼を持って食べれるところを探す。
探している間二匹は素直についてくる。絵を警戒していたキナコも同じように。
町を流れる川岸にベンチを見つけ、そこで食べることにした。
スティックを開封して二匹に渡すと、キナコもシラタマも両手を使って器用に舐め始める。
絵は美味しそうに食べている時は可愛いのにと心の中で留めておき、香織からもらったおにぎりを頬張る。
程よい塩気が身体を駆け巡りくたびれた細胞が目を覚ましていくのを感じた。
食べ終えると、二匹が完食するまでスケッチブックを開き、小学校のイベントの絵を完成させていく。
ふと空を見上げると流れ星が青空を切り裂いていた。
シラタマは壁を突き破る勢いで廃ビルに飛び込む。目についたエレベーターのボタンを押すも、降りてくる気配がない。出入り口の方を気にしながら何度もボタンを押すも、エレベーターからはなんの反応もなかった。
諦めて手近な階段を登り始める。二階を過ぎたあたりでキナコが廃ビルに入ってくる。
シラタマが三階を超え四階に向かおうとしたが、三階と四階の踊り場が大量の机や椅子で塞がっていて通れない。
下を見るとキナコが登ってくる。
シラタマは空いている窓から身体を出すと片手で窓枠を掴み、両足で壁を蹴る。
勢いを利用して足の裏で壁を蹴って四階の空いている窓に飛び込んだ。
転がって着地し、階段から更に上に登る。
階段の終わりは屋上で、出迎えてくれたのは動きを止めた室外機達。
周りはフェンスで囲まれ逃げ場がない。
階段に続く扉が開きキナコが現れる。
追いついたキナコは手を伸ばし、持っているスマホをこちらに渡すように促すが、シラタマは渡そうとはしなかった。
スマホを奪おうとするキナコから逃げるように室外機の隙間を縫ったり、配線を飛び越えたりするが、ついにフェンスの隅に追い詰められてしまう。
伸ばされる手を左、右にと避けるが、足払いでバランスを崩され転倒。
持っていたスマホが宙を舞い、キナコの手に収まった。
キナコはスマホに映画館で盗撮したと思われる動画を確認すると、手から電撃を放ってスマホを破壊し、キナコの顔がアップになったところで画面が停止した。
「すご〜い。キナコもシラタマも演技とっても上手!」
リビングにある液晶テレビを食い入るように見ていた香織が二匹に拍手を送る。
シラタマは嬉しさで緩む顔を隠すように顔を下げ、キナコは誇らしげに目を閉じて背筋を伸ばす。
「これが全国の映画館に流れるのよね」
絵が聞いた話を捕捉する。
「ええ。でも声優の人にアフレコしてもらったり、テロップを入れたりするそうなので、公開されるのはまだ先みたいですね」
「そっか。公開されたら是非見に行きましょうね」
その頃この世界にいるかどうかは分からないが、取り敢えず肯定の返事をしておく。
「どんな声がつくのかしら。キナコは凛々しい姐さんでシラタマはちょっと弱々しいけど真の強い声が似合いそう」
香織は妄想の風呂敷を広げながら、もう一度動画を最初から最後まで再生していた。
太陽が地平線の彼方に消える直前、香織は夕飯の支度の為にキッチンへ向かう。
テーブルの上では相変わらずマイペースに寝息を立てるワラビ。その糸玉を挟んでキナコとシラタマは今日の出来事の反省会をするように身振り手振りで会話していた。
絵はその三匹の様子をスケッチブックに収める。
氷上を舞うスケート選手のように鉛筆を滑らせていき、自分だけしか存在しない世界に没入していく。
香織から声をかけられて初めて、夕飯の匂いとテーブルにいた猫達が消えて食器が置かれていることに気づいた。
絶対叶わないと分かっていながらも、この平和な時間が永遠に続けばいいのにと思ってしまう自分がいた。
冬の冷気の入る隙間のない温もりに保護されたリビングで夕食の時間を過ごす。
鍋焼きうどんが出てきたのもあるだろうが、部屋全体がミストサウナと化しているようだった。
具のみならずつゆも飲み干したので、しばらく動けそうにない。
「香織さんごちそうさまでした。とても美味しかったです」
普段食べている栄養重視で口内を乾燥させる携帯食料を今後口にできるか不安になる。
食器を下げようとする香織を止める。
「僕が片付けます。少し運動しないと太ってしまいそうで。でもちょっと落ち着いてからにします」
「じゃあ片付けよろしくね。キナコそろそろパトロールに行く時間じゃない」
満腹で横になっていたキナコがゆっくりと起き上がると、準備運動をするように伸びをして階下に降りて行く。
見送った香織に尋ねる。
「もう真っ暗ですけれど、これからパトロールですか」
「キナコは夜目が効くのよ。それにこの町で大きな事件や事故はないから。心配してくれてありがとう」
のんびりとした町の状況に納得しつつ、胃袋を休めるために目を閉じると、睡魔の誘惑に逆らえなかった。
次に目を覚ましたとき、パニックになったように牙を見せて鳴くキナコと、宥めながら救急車を呼ぶ香織の深刻そうな声だった。
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